「注文なんかいらない料理店」 34
世の中には、というよりこの国では、政治的な話や社会的な話はタブーみたいなところがあります。
内輪のリアルな会話の中ではあったりもしますが、主義主張を語ると暑苦しい、難しい、面倒くさい奴みたいに取られます。
それとは逆にSNS上ではマウントを取り合うような主義主張が垂れ流され、普通の会話の中では使わないような言葉で「正義」「正論」らしい何かに溢れています。
なにやら極端で交じわらない感じです。
本来、政治や社会を語ることは大切なことのはず。
ですが、自分が正しいと信じることを声高に主張することは「語る」ことではない気がします。
日本人はディベートが苦手、自己主張が苦手といわれます。
そうかもしれません。
個より全体を尊重する、悪くいえば同調圧力に巻かれる。そういうことでしょう。
だとしたら、その「弱み」を生かすことの方がいいように思うんですね。
言いたいことを言うよりも、伝わる言葉と伝わる機会をよく考えて見極める。
要は丁寧に発言することを心がけるという我慢です。
そしてそれをしたことで、何かを変えようなどと考えないことです。
まあこういう投稿は先日に引き続き面倒くさがられるのは承知ですが、思っていながら黙っているのはまた違う。
たとえ数人でも何かを届けれたらいいなという気持ちを大切にしていきたいと思っています。
今日はインチキパスタです。
豆乳1パックにパスタを茹でた残り湯で溶かしたクノールのほうれん草のポタージュ1カップを加え、酒とウスターソースを隠し味にして炒めておいた具を投入。
ミックススパイスとバジルで味を整えて、ほうれん草とベーコン、むきエビのフェットチーネの完成。
おいしくいただきました。
ごちそうさま。