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留学して得られた4つの気づき #097

留学で得られることの一つに、世界観が変わるというものがあると思います。そこで、今回は学校で学んでいるデザインの知識以外に、留学生活全般から学んだことを書いてみます。


留学で人生は変わらない

留学すれば幸せになれる。アメリカに住めば幸せになれる。夢が叶えば幸せになれる。そんな期待を胸に、はるばるニューヨークまでやってきました。

さぞ幸せになるのだろうと思いきや、そんなことはありません。「フォーカシング・イリュージョン」と呼ばれる錯覚です。たとえ、留学をしたとしても、朝起きて、学校に行って、勉強して、帰宅して寝るという日常の繰り返し。出不精の私は、毎週末に観光をするような人にはなっていないです。内向的な私は、他人に積極的に話しかけるようにもなっていません。日本での生活と基本的には変わりません。

では、なぜ留学で人生が変わったという人がいるのか。それは、留学を通して自分の考え方が変わるからです。今まで常識と思っていたことが、実は思い込みだったのだと気づかされる場面に何度も遭遇するのです。人生を変えたいなら自分を変える。環境を変えるのは自分を変えるきっかけに過ぎないということです。


英語はペラペラでなくてもいい

学校が求める最低限のTOEFLやIELTSの点数をクリアする程度に英語は勉強しましたが、それが英語を自由に使いこなせるかどうかとはまた別の話。実際に留学生活を送ると、至る所で言語の壁はやはり感じます。

でも、英語が堪能かどうかで思い悩む必要はありません。英語がネイティブではない人であっても、情熱や意欲にあふれていたり、話の内容が面白ければいいのです。いや、そんなことすら意識する必要はなくて、思ったことを伝えてみればいいだけです。第二言語を使っているのだから、その挑戦がすでに素晴らしい!

英語が得意でなくても、私はニューヨークで生きてます。語学力に自信がなくても、やりたいなら留学してみましょう! ぶっつけ本番で!


英語は勉強しなくていい

とはいえ、英語を上達したい気持ちはあります。ネイティブスピードの英語をもっと聞き取りたいし、文章を読むスピードも速くなりたい。思ったことをそのままスラスラと話したいし、アカデミックな文章も書けるようになりたい。

そんな私の勉強法はというと、特に何もしていません。ただ日常を過ごしているだけという感じです。でも、一日中英語に浸っているとネイティブっぽさが自然に吸収されていっていると感じます。発音の仕方や相づち、頻出表現・単語などが気づいたら身についているのです。まるで関西人と一緒にいたら関西弁がうつっているように。

単語帳や英語教材で学ばなくても、使うべき英語は自分の周りにあふれている。きっと英語がある生活にどっぷり浸ることこそが、英語上達の近道です。


周りの人を頼ってもいい

留学する前は、何かグループでプロジェクトを進める時に何でも自分でやろうとしていました。自分でやった方が進みが速いし、良い結果が残せると思い込んでいたからです。

でも、留学先ではそうもいかない。私の英語はたどたどしいし、デザインの力も乏しい。そんな私がプロジェクトの全てをすることは不可能です。だから、私ができるのはアイデアを生み出すこと。自分のアイデアをなんとか伝えたら、それをより洗練された英語に言語化してもらい、それをさらに分かりやすいアウトプット(artifact)にしてもらう。

もっと他人を信頼して任せてもいいし、頼ってもいい。そんなグループでの立ち振る舞いを覚えることができました。きっとこの気づきは今後の人生を生きやすくしてくれる予感がします。


まとめ

①留学で人生は変わらない、②英語がペラペラでなくてもいい、③英語は勉強しなくていい、④周りの人を頼ってもいい、という4つの気づきをご紹介しました。留学経験者にはあるあるでしょうか?

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