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2024年8月18日 日常へ戻るための魔法

今日で、本当にお盆休みも終わりという人も多いだろうと思います。
夏はゆっくり過ごすものなのですが、
それでも今年はメリハリをつけて過ごすことができた気がします。
それは
noteの記事更新とジム通いがあったからだろう、と思います。
積んであった本はさほど消化できていませんし、
沢山昼寝や遅寝をしたとはいえ、
無意味にSNSを眺めすぎて、
右手が痛いような日は1日くらいだった気がします。
これは、かなり上出来な方です。
さて、
お盆明けに向かって日常の家事に手を付けます。

家じゅうのタオルを洗濯する、
掃除機をかける、
クイックルワイパーではなく雑巾をかける、
麦茶を沸かして、空になった麦茶ポットを洗い、そこに麦茶を注ぐ、
週末のいつもの作業である鶏むね肉のローストチキンをオーブンで焼く、など、
いつもの日常に戻るための作業はいくらでもあります。
お盆の間、全くしていなかったというわけでもないのですが、
手を抜いていたことは否めません。
掃除機のごみを捨てながら、やっぱり、掃除機を頻繁にかけないとほこりがひどくたまるものだなぁとか
雑巾がけのほうがさっぱりする感じがあるのはなぜだろうなどと
考えながら、立ち働いています。
家事をしながら、民俗学の書物をAudibleで聞いていたものですから
家事というのは卑近なものであるように思われると同時に、
ひどく魔術的・魔法的である、と感じました。
シンデレラが魔法使いによって、魔法をかけられうるのは
それ以前に、家事によって魔法・魔術に親しんでいたから、というのは想像をたくましくしすぎでしょうか。

家事も魔術も
ある程度のルールや形式があり、その一方で
終わりというものはありません。
例えば、
完全に床の汚れを取るのであれば、今回の雑巾がけでは足りませんし、
本物の家事愛好家はワックスまでかける可能性もあります。
どちらも、床掃除という家事にくくられるわけですが
クイックルワイパーで満足している人間からすると
そのぴかぴかの床は魔法によるものとしか思えませんから
それに至る、段取り、作業工程などは想像することも出来ないのです。
クオリティは実施者によって異なり、
また満足についてもそれを見る人によって異なり、
科学的な指標だけでは測れないという意味で
、やはり、家事は魔術・魔法の一種のように思えます。

たとえば、
実は、麦茶を沸かす必要はないのです。
水道水は安全なので、最近の水出し麦茶ならその方が、細菌が増えにくく、安心だという情報を見たことがあります。
「麦茶」は菌が増えやすい!?夏場は食中毒の危険も!正しい麦茶の作り方を解説(CBCテレビ) - Yahoo!ニュース

それではどうして、麦茶をわざわざ沸かしているのかと言えば、
それはもはや、慣れ切った魔法の呪文がやめられないというのとほぼ同じことのように思えます
家事の多くは、合理化されない魔法・魔術なのかもしれません。
お盆から、日常へ戻るには、家事をやるのが一番、ということの裏付けでもありますね。
(げんなりした表情で)

さて、鶏むね肉のローストチキン、ニンニク醤油味(今井真実さんのレシピによる)が焼きあがりました。
十分冷ましてから、ラップに包み、冷蔵庫にしまえば、
作り置きおかず(肉)の完成です。
ローストチキンという名前ですが、出来上がり食べた印象は、
コンビニのサラダチキンのすごくおいしいやつです。
これでおかずを作る気がない夜にもご飯が食べられます。

掃除、料理は完了、日常へ戻る準備の2つはできました。
他にしなければならない家事や用事はなんでしょう。
しばし考えます。
・財布にたまったレシートをアプリに入力する
旅行で散財したまま、レシートがたんまりと財布に入ったままです。
この記事を書き終わったら、すぐ取り掛かりましょう。
・北海道で買ってきたお土産を仕分ける
旅行先のホテルから段ボール箱に詰めて送ったまま、部屋の隅に置いてあります。
職場で配るもの、友人と出会った時に配るもの、
自分で使うものを分類する必要があります。
・溜まっている段ボールをまとめて紐でくくる
ここ数週間大きな買い物や旅行先から段ボール箱を送ったので、
いつになく、部屋の中に段ボールがあります。
段ボールは虫の卵がついている場合もあるらしいですから、
早めに外に出さなくては。
・明日以降スーパーで購入するもののチェックをする
平常時に必要なものを調べて、買いに行かなくてはなりません。
玉子はまだある、
葉物野菜とお肉とお魚がたりないかもしれません。
調味料で足りないものはないでしょうか。
塩と砂糖は買い置きしておいてもいいかもしれません。
あ、あと麺つゆも。
麦茶のパックは買い足すか微妙なところです。もうしばらく後に回しましょう。
・デスクチェアにかけている服をハンガーにかける
お出かけ用服を洗濯した後、そのままデスクチェアにかけてあるのが
目に余ります。
こういう風にかけておくと、後々、必要な時にかき混ぜて取り出すのでよくないんだよな…とはわかっているのですがついついかけがちです。
これも記事を書き終えたらやること。
・家庭菜園の水やり
日常時も、お盆でもやり続けていた、家庭菜園への水やりも忘れてはいけません。
こういう習慣は面倒なんですけれど、
ペースメーカー的に必要なものかもしれません。
非日常でも日常でもやらねばならぬことが人間を正気にさせるのです、たぶん。

さぁ、2024年のお盆は終わりました。
残りの残暑を楽しく過ごすためにも、日常へ戻る魔術・魔法を始めましょう。





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