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2024年6月21日 夏至の眠気


定期的にひどい眠気に襲われます。
原因はよくわかりません。
そう言う体質なのか、そういう周期なのか、
そういう病なのか、
理由は未だ不明です。
今回は、2〜3日前、水曜日の夕方あたりからの眠気がものすごいです。
目は開けているものの、気を抜くとすぐまぶたが落ちてくるような感覚があります。
かなり気を張っていないと、まぶたが下がってきて、開けられなくなっていそうなのです。
そのせいか、まぶたがぴくぴくと痙攣しています。
鏡を覗くと、痙攣を見ることはできませんでしたが、
奥二重が妙にくっきりした二重になっています。
これは子どもの頃から、体調がいまいちの時になる、症状です。
どこが悪いと言うわけではありませんが、
身体が重く、船のように、ぐらぐらと揺れているような気さえします。
頭に霞がかかっているとはこう言うことか、と思うほどです。
あくびもたくさん出ます。
あんまり眠いので、仕事をしながら、眠気の宣伝文句を考えてしまったくらいです。
眠気の宣伝文句とは、以下のようなものです。
「棍棒で殴られているかのような強烈な眠気。その重く深い眠気は漆黒に近く何かを思い出しそうな気さえしてくる。それは存在しない記憶」
「1ヶ月ぶり、数十回目の鮮烈な眠気。あまりの強力さに引き倒されそう。地球の重力はこれほど重かっただろうか。空はあれほど遠かっただろうか。気づけば、地面を枕にしそう」
「滝行で冷水を頭上から被っているかのような眠気、半径5メートルは轟音に閉ざされ、クリアな思考は難しい。ここだけは、切り取られたゲリラ豪雨」
「眉間から魂が抜けてしまいそうな眠気。昨日までのことは全て過去において、まだ見ぬ未来だけを夢見る午後3時」
海外のニッチ香水って、
こういう詩的でわかったようなわからないような散文が、商品紹介に数行書いてあるものなのです。
あれはどういう意図で、書いてあるものなのだろう…と、不思議に思っていました。
しかし、目に見えぬものを表現するにはこう言う形しかないのだ、と感じました。
加えて、こういう文章を考えるのは、ひどい眠気に苛まれていたとしても
とても、楽しいと言うこともわかりました。
久しぶりに、詩を書こうかしら。

さて、こんなことを楽しく考えておりましても、眠気が消えるわけではありません。
とにかく眠いのです。
できるだけ23時台に眠るようにしていますが、どうもそれでは全く足りないようです。
明るい朝の光が、4時や5時には差し込んで、何となく目が覚めてしまうからかもしれません。
最近の朝の光は、黄色が強く、あまりにも眩しいので、カーテンの細い隙間をやすやすと超えてきます。
午後1時のような明度なのです。

そうでした。
2024年6月21日が夏至です。
つまり、ここ最近は、どんどんと日が昇る時間が早くなり、
夜が短くなっていたのです。
あの明るさはそのせいなのでしょう。
夏至は夏真っ只中でなく、初夏にあるのだなぁという、当たり前なことに思い至ります。
真夏のイメージの中に、少しだけ、暗さや死、腐敗が混ざっているのは
夏至が過ぎ、冬至へ向かっていく途中だからなのです。
太陽が少しずつ、衰えていき、
生き物が次のサイクルにバトンを渡す時期だからこそ、
なのでしょう。
一方で、夏の夜が甘美なのは、少しずつ、夜が力を取り戻しつつあるからだと言えるのかもしれません。
清少納言も「夏は夜」と言っています。
こっくりとした、盛夏の夜には今より、よく眠れると良いなぁ、と率直に思います。
今のままでは、到底この夏を超えられそうにありません。
睡眠不足は熱中症のリスクを上げるらしいのです。
熱中症を免れたとしても、このひどい眠気では仕事でミスを起こしそうです。
環境を整えればもっとしっかり眠れるのか、
それとも、夏至を超えれば、自然とよく眠れるようになるのか、どちらなのでしょう。
あくびを噛み殺し、眠気の宣伝文句を考えている場合ではないのです。
しっかり眠りたいのです。
何故なら、睡眠不足は、熱中症だけでなく、様々な病気の発生リスクになるからです。

今のところ、年度末に覚悟したほど、生活が変わってしまったわけではないのですが、
この先、ずっと今の生活が続くわけではないという予感が
びしびしとあります。
この先、生活がぐっと変わってしまう気がするのです。
色々可能性を考えると、起きるのは健康問題かなぁと思って、
運動や食事には最近かなり気をつけています。
これに加えて、睡眠もしっかり取って、
これからくる変化を出来るだけうまく受け止める たいのです。
もっとはっきりいえば、被害を最小限に抑えたいということです。

木星が双子座にきてから、体の調子が良く、軽い感じがします。
(木星云々は、多分、気のせいなのですが)


このまま、健康が維持されることを心から祈る、2024年の夏至の夜です。





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