読書が苦手な人が陥りがちな4つの誤解
①最初から最後まで熟読してしまう
『知りたい情報』が明確にある場合は本を通読するよりもテーマに関わる情報だけを本の中から拾った方が効率的なので『最初から最後まで熟読する』のはやめましょう
経営コンサルタントの大石哲之さんは、特定のテーマについて調べるために本や資料を読む場合は『拾い読み』をすることを推奨しており、ウェブを検索するようなイメージで行うことがコツと言っています
具体的には一通り目次を見て自分の求める内容が書いてありそうなところに付箋などで印をつけた上でそのページだけを読んでいくといいですよ
②紙の本を読むべきだと思っている
読書が好きな人ほど『本は紙媒体で読むべき。電子書籍は邪道だ』と考えを抱きがちです
確かに紙の本は読み心地が良いですが、『紙で読むのが王道』という偏見にとらわれてしまうと合理的な読書が妨げられてしまいます
精神科医の樺沢紫苑さんは紙書籍と電子書籍にはそれぞれ以下のようなメリットがあると述べています
③たくさん読むべき
Microsoftの創業者であるビル・ゲイツさんの読書ペースは年間50冊程度であり、年に数百冊や数千冊と読み漁る多読家ではありません
読書はたくさん読むべきという考え方もあると思いますが、『目的』によって使い分けるべきです
たくさん読まなければいけないと焦るのではなく、目的にあった適切な量を読んでいくことを心掛けていきましょう
④漫画は読書に入らない
漫画は『学びたい学問分野への興味を掻き立てる』『入門的な知識を得る』『描かれた絵が知識の補完に役立つ』といったメリットがあるので読書に入らないことはありません
むしろ、新しい分野を学ぼうと思ったときに『学びの入り口』として役立ちます