東京でばばに会えた夏〜ババヘラアイス、新宿襲来。
ばばが、ばばあが東京に来るだとぉー!?
7/22。昼の予定を終えて、夜の予定までの間、どこかでお茶でもしようかとぼんやりとTwitter(あ、もう、Xだっけ?)を眺めていた私の目にこんなツイートが飛び込んできた。
猛暑の東京、新宿歌舞伎町で、なんと、秋田のババヘラアイスが来るイベントがあるらしい。しかも、秋田からばばあ(注・この稿では、敬愛のもと、ばば・ばばあ、と書きますが、蔑称として使用する意図はありません)が来て、実演販売するという。
いっ、行かねば…!!!
目的地に向かう電車を途中下車、至急、歌舞伎町へと向かったのである。
そもそもババヘラアイスとはぇ?
秋田県のみで食べられる、路上販売のアイスクリーム。
おばちゃん(ばば、ばばあ)がヘラで盛ってくれるので「ババヘラアイス」。薔薇の形に盛り付けるのが一般的で、その薔薇は「ばばあ」によって形は様々です。
他の地方でも、自転車で運んでくる「チリンチリンアイス」や「チンチンアイス」などもありますが、「ババヘラアイス」は秋田にしかないのですよ!
炎天下にババアはいた。
販売場所は新宿・歌舞伎町、ドンキホーテの向かい「とらそば」さんの軒先。
遠くからでもすぐわかる、あの懐かしい赤と黄色のパラソルが見えたときのワクワク感ったら!
コーンのみ、1つ400円でした(秋田で食べると、今はいくらなんだろ??)。
私が行ったのは15時頃で、販売開始から5時間くらい経っていたのもあって、ドラム缶の中はかなり減っていました。これ、1日もつのかなあ?(と思ってたらやはりもたず、2日目の缶も使って販売したそうです)
直前に並んでいた男性と女性の二人組、男性のほうが能代の出身だそうで、懐かしくていらしたとのこと。ばばあも含め、4人で秋田の話ができたのが楽しかったです。
見よ、この美しき薔薇を…!
おしゃべりしてても手は休まない、ばばあの素早いヘラさばきであっという間にできあがり。
じゃじゃーん。
いやーこれよこれなんです。愛らしい。
あっという間に消えていく、幻のようなはかない味。イチゴ味、バナナ味、とあるんですが、ババヘラアイスの味、としか言いようがありません。シャリッとしてシュッ、さわやか。
今回、ばばあが来るにいたるまでにはこんな経緯があったそうです。
そうか、ババヘラアイスの存在を知らない人も多いんだなあ。
とらそばさんが、中で食べていいよ、と言ってくださったので、店内でいただきまーす。
次々に楽しそうにババヘラアイスをもった人が入ってくる様子がとてもハッピーでした!
秋田、いいところなんですよ
私がババヘラアイスに最初に出逢ったのは、2015年夏でした。
秋田駅からほどなく、エリアなかいちという商業施設があり、そちらで毎夏開かれていた「ヨジロック」という、マスコットキャラクターのお誕生日を祝うイベントに足を運んだのですが、エリアなかいちにもババヘラアイスはもちろん来ていて、ここで食べたのが最初です。
晴天のあっつい中なので、ほんとにあの味が染みるんですよ…。
これは秋田で食べたやつ。
以下は2回目のヨジロックのレポ。
ふなっしーとねばーるくんが来るという、すごい年でした。食レポは最後の方。
秋田にはCOVID19前に5回くらい行ってますが、いい思い出しかない。
飯と水と酒と人がみんなよい。
いつも夏なので、来年あたり一度、冬の秋田に行きたいものです。
チリンチリンアイスの思い出
ババヘラアイスには夏のイベントの思い出の他に、子どもの頃の思い出も重なっています。
昔、青森に暮らしていた子どもの頃、チリンチリンアイスと言うのがありましてね、青森のこれも「夏の風物詩」。
こちらはおじいさんのほうが多かったですが、市民プールのあたりなんかにね、自転車にクーラーボックスを載せてやってくるんですよ。
同じようにヘラで作ってくれるアイスで、シャリッとした舌触りが大好きで。その味ととても似ていて、懐かしくて。
(実際は材料からしてだいぶ違うらしいですが)
だからほかのアイスより惹かれるのかもしれませんね。
なお、チリンチリンアイスとババヘラアイスについて調べたこんなサイトがあります。へぇー!
大好評だったという、新宿ババヘラアイス。
ぜひまた来てほしい!
常駐…となると、秋田ならではの味が失われる気がするので、たまーに、でいい気がする。
ぜひまた、ばばあに再会したいです。
その折には未経験の方も、せひぜひ!
◆
オマケ。エヴァも襲来してたんよ、歌舞伎町。
実は歌舞伎町には、ババヘラアイスだけじゃなくてエヴァンゲリオン初号機もやってきてます。7/31まで。
はばあはもう秋田に戻りましたが、エヴァはまだいるので、よかったらあそびに行ってねー!