スシ食いねェ!
ヘイ!ラッシャイ!
11月1日は寿司の日です。
歌舞伎の演目に三大名作といわれる演目のひとつで、「義経千本桜」という作品があります。
その演目のなかに「釣瓶鮨」を営む弥左衛門の元に身を隠している平家の勇将・平維盛をめぐり、夫婦や親子の情愛、忠義の死が描かれています話があります。
維盛が弥助と改名して、弥左衛門の弟子となった日が11月1日です。そして新米の季節であり、ネタになる海や山の幸が美味しい時期であることからこの日が「すしの日」に制定されているんです。
なんと、この「釣瓶鮨」のモデルとなった店は、現在も奈良県吉野郡下市町にあり、第49代目当主に受け継がれています。
その歴史は800余年だと言われています。
お寿司の話でいえば、母がお寿司屋さんにボクが食べる用に家族のお寿司とは別な寿司を作ってもらっていました。
それは小さめの桶に、玉子の握りだけを入るだけ入れてもらうというなかなかインパクトのある1品です。
黒い器に赤い縁取りの桶にいっぱいの黄色い玉子のお寿司。それが12個くらい並んでいるというそのお寿司は、ナマモノがあんまり得意ではないけど、お寿司が好きなボクのために頼んでいたものです。
回転寿司がまだそんなに町にあるような時代ではなかったので、地元にあった割とちゃんとしたお寿司屋さんに頼んでくれていたので、大人になった今思えば、母に感謝の気持ちしかないのです。(ナマモノを食べないのに寿司を食うなよって思ったりしますので)
大人になった今でもナマモノは得意ではないんです。食べて食べられないことはないんですが、自ら進んで食べることはほとんどないです。(そういう話になると、たびたび人生半分損してるなぁ~とか言われたりするですが、そんなことはないんです(笑))
そんな人間なんですが、子供の頃と変わらずお寿司は大好きなんです。
無性にお寿司が食べたくなるってことがあるんですよね~!(すぐ食べたいときはコンビニのお稲荷さんを買います。)
なので、そんなときはお寿司屋さんに行くわけです。今の時代は回転寿司があるので、気兼ねなく食べることは出来るんですが、回っているお寿司はナマモノが多く回っていたりするので、注文書に記入して中の人に渡すんです。
その内容は「炙りサーモン」「炙りサバ」「炙りえんがわ」「玉子」「ハンバーグ」………子供か(笑)
というようなナマモノが一切書かれていない注文書を渡すので、少し恥ずかしさはありますが、こういうお寿司が食べられることも回転寿司のよいところだと思っています。
追加で注文するものも、何かしらの形で熱が加えられているお寿司を食べるので、ナマモノを食べるというがめったにないお寿司屋さんライフなんですが、止められないんですよね。
ナマモノを食べないといっても、全く食べられないわけでも、アレルギーがあるとかではないので、時期によっては食べる物もあるんです。
「コハダ」とか「サンマ」などは季節の食材として楽しみにしているんです。
なので総括として、人生の半分は全然損してないんです(笑)
食べたいお寿司を食べたいときに食べられる時代に生きられていることは得な人生だと思っています。
ではそろそろ、アガリ(お茶)をもらって終わりとします。本日、11月1日は寿司の日です。