レトロ自販機をめぐる群馬の旅④:映画のロケ地になる風景「ドライブイン七輿」
レトロ自販機をめぐる群馬の旅の続編4箇所目です。レトロ自販機をめぐる群馬の旅①、②、③を未読の方は、ぜひ振り返って①から読んでみてください。どのお店もそれぞれに違う良さと魅力があります。
前回の「丸美屋自販機コーナー」では天ぷらうどんの大当たりとラーメンで味玉の当たり引いた。気分は最高に盛り上がっている中、お腹も満腹。それでも、この旅はつづく。「ドライブイン七輿」へ向かう。約1時間のドライブに出発。
ミニシアターの世界のような場所
自然豊かな山道から市内の大きな道路を抜けてすぐにそこはありました。住宅街の少し小さな道路にそこはありました。4箇所の中で一番映画やCMなどロケ地として撮影したら雰囲気が出るだろうという外観。レトロな建物はミニシアター作品のロケ地で愛されそうである。
道路側の入り口看板は「ゲーム&自販機」。看板の色とフォントが、パチンコ屋やバッティングセンターなどの感じも漂う。
店舗に入るとそこには2つの世界があった。レトロ自販機たちが並んでいる空間。定番のうどん、そば、ラーメン、カップラーメン、トーストサンド、ハンバーガー、アイスなど選び放題。レトロ自販機のフードコートのようだ。
そして、もう1つの空間はレトロなゲームセンター。おじさんたちがゲームで暇つぶしをしている。時間の流れもゆっくりでローカルな感じがして、自分の暮らしとの違いで非日常感を感じる。
深夜にアーケードゲームに熱中して数時間経った時「あ〜腹減った」と思えば隣の扉を開くだけで、そこには24時間ラーメン、うどん、そば、ハンバーガーが食える。好きなことを欲求のままに過ごす時間。その幸せを感じることができるのは贅沢でもある。
熱々のバーガー自販機
興奮気味の息子氏はここにはいなく。少し慣れた感じの常連さんのような雰囲気を出し落ち着きがある。4箇所目ともなると興奮より安心感が出てきているみたい。「何食べる?」と聞くと、まさかの常連のようだった。
息子氏「いつものバーガーにしようか」
いやいや、初めて食うじゃん。常連感すごいんですけど。ハンバーガーのレトロ自販機のイラストも可愛いし、食べたことがないけれど懐かしい感じがする。チーズバーガー280円のボタンを押し、ワクワクドキドキの調理時間60秒を待つ。
「ガコン」。取り出し口に手を差し込む。熱い!
トーストサンドで学んでいたので心構えがあったので火傷はありません。でも熱々で取り出すのが大変。ちなみに、この写真は熱々です。全然熱く見えないのでレトロ自販機は写真だと伝わらない。リアルな体験価値があります。黄色でレトロなパッケージもとても可愛いですね。
熱々なので火傷に気をつけながらちょっとずつ箱を開けてみる。 チーズバーガーが箱パンパンに入って出てきた。
中身はこうなっています。バンズは熱々でフワフワ、パティは肉厚、チーズはどこにいるのか行方不明です。早速、ガブリつく。
息子氏「熱すぎるけど、いつも通りうまい」
やっぱりその常連風のトンマナでいくんだね。お腹一杯なのにがっついてるのは美味しい証拠だね。
ここまできたら「うどん」「ラーメン」も食べたい。ここの味はどんな感じだろう。天ぷらうどんは海老天入り。ラーメンは2種類のチャーシュー入り。シンプルで美味い。
レトロ自販機をめぐる群馬の旅では1日で4箇所を巡った。どの場所も良さがある。調理してくれるレトロ自販機は同じ機種ですが、調理をして補充してくれる店主が違うので味が違う。飲食店も同じで「うどん」でも、お店ごとに味が違うのと同じで、レトロ自販機も味と内容は違った。そのような体験と発見ができてとてもいい旅になった。
店舗情報
「オレンジハット」「ピット・イン77」「丸美屋」そして「ドライブイン七輿」。1日でレトロ自販機をめぐる満腹旅でした。
次回はまとめ編の最終回。乞うご期待ください。
この記事が参加している募集
参考になったらサポートをお願いします。いただいたサポートは新たな取材・企画に使わせていただきます。