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悩みも妬みも文字に起こして声に出せば芸術になれるかもしれない


毎度の如く鬱鬱しい悩みや妬みを勝手に消化してnoteに投稿してまいりましたが、
この度、12月7日、8日に小田原のゲストハウス「ハバナイ!」にて行われる、『お堀端文化祭』に私の紡いだ言葉たちが出演することになりました。


7日夕の回18:00〜の『凪いものねだり』です


素晴らしいクリエイターの方々に出会いました

文化祭をやりたい。歳を重ねる毎に不思議と高まる欲求です。そして小田原が好きです。鴨宮と国府津、周辺エリアも。縁あって仲良くさせて頂く方も増える中で、さて、文化祭欲求がひょいと顔を出します。
ということで師走、ゲストハウス「ハバナイ!」のお力を借りて、ご快諾頂いたクリエイターの皆さんのお力も借りて、「初-UBU-」というコンセプトの下に、2日間プレ的にステージの部(!)を開催致します。手づくり&急ごしらえの企画ではありますが、地域発の作品づくり、地域間&世代間交流等々、これがどうして「文化的」であります。
人の世の歴史を見守ってきた小田原城、その足下から新しい歴史を刻んでゆく企画。令和六年度お堀端文化祭・初-UBU-、皆さんの参戦をお待ちしています。

加藤剛史(おてんば劇場・スケラボ)

高校生のときから、病んでは愚痴を聞いてもらい、ガス抜きに演劇の場に連れ出してもらい、本当にお世話になった方からのお声がけで今回のクリエーション参加が決まりました。元気なときには全くの音信不通になることに定評があった私が、昨今はマメに連絡をするようになったということで、きっとガス抜きが必要だったのかもしれません。
とは言え、好き勝手に書き散らすのとは訳が違うため、多少のエネルギー消耗はあり、溜め込むガスの量もそれなりに。


クリエーションの内容としては、
高校時代の友人に、感情を揺さぶるのが上手なフォトグラファーがおりまして、彼女の切り抜いた一瞬の風景に私が言語化した感情を載せて、それを柔らかい声の2人が読み上げるといった感じです。

視覚情報は毎秒変化していきます。
だから、覚えておきたいと思った景色も、ほんの数秒で消え去ってしまいます。
写真はそんな消え去る思い出を瞬間冷凍してとっておくことができる魔法です。
それは感情も同じです。
そのときに思ったことは、ずっと覚えていたいはずなのに、他のことに気を取られてすぐに思い出せないところに行ってしまいます。
だから私は文章を書くことで、その時の感情をその場に留めておくようにしています。

私には、彼女がその瞬間を切り取ったときに何を思ったのかを理解することはできません。私にできるのは勝手な推察だけです。その勝手な推察が正しいのか正しくないのかは大切ではなくて、本当に大切なのは風景も感情も無限に変化を見せるものであるということと、誰かの気持ちに触れることでそれまでになかった世界が広がるということだと思います。

心に飼っているどうしようもない鬱ちゃんと、どうにもできない躁ちゃん。
厄介でいなくなればいいと思うけれど、いなくなったら私は私ではなくなってしまう。
だったら私の中の2人の気持ちを誰かに触れてもらうことで、誰かの世界を広げられるのではないだろうか。
そんなことを考えて私なりの感情を言語化してみました。

彼女の切り取った風景と、私の書き残した感情と、それを音にして伝える役者さんと、
それらから、観た人が新しい感情に出会ったり世界が広がったりしたらいいなと思っています。




チケット
各回2,000円/学生1,000円
※当日前売とも同料金
※当日はHave a Nice  Day!にて【ワンオーダー】
をお願いします
※2回以上ご参加の方には小プレゼントあり

・お問い合わせage23tbn@gmail.com/加藤
(当日にお返事出来ない場合もございますがご了承下さい)

プログラム

12月7日▼昼の回 13:30-
1)「decamory」
取調室のクダラナイ攻防を描く3人芝居。国立の演劇人・高塩景子と山梨県立大学の卒業生たちによるチーム「高塩=旅団」の初公演。
2)「山姥モノローグ」
「折角だし関わる皆で何か創ろう!」企画。出演者総出で山姥を扱うことと加藤がまとめることは決まっている。言わずもがな世界初演。
アフタートーク付き、15:00終了予定

12月7日▼夕の回 18:00-
1)「凪いものねだり」
おてんば劇場(静岡)新作短編。杉山好花/カメラ女子の写真から、タドコロチヅル/文筆女子が編んだテキスト。静岡女子が読み上げます。
2)「文身」
高塩景子による語り芝居。上原隆作品の音読。花文字作家・希花によるライブ執筆を添えた、観る/聴く/描く/視る、の営み。
アフタートーク付き、19:45終了予定

12月8日▼昼の回 11:00-
コシケンゆったりジャズlive(仮)
食事とジャズをゆったり愉しむ企画。文化祭メンバーの飛び込みや即興も、あるかも知れないし無いかも知れない気紛れランチタイム。

お申し込みは下記から。

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