チ ヅ

声に出して読みたくなる文章を書きます。 この言葉が過去と今の未来の私と誰かを繋いで光となるように。

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マガジン

  • 日記

    毎日更新の日記です。内容がある日とない日があるくじ引きみたいなものです

  • 気分が明るくなるエッセイ

    鬱々としたエッセイが多いので、それらが苦手な方はこちらのみご覧ください。

  • エッセイ

    つらつらと思ったことをエッセイのように書いてあります。 私と、私以外の、立ち止まるきっかけ。

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高齢者福祉は税金の無駄だ。でも家族にはどんな制度を使ってでも生きていてほしい

「高齢者福祉の充実より、若者世代への支援を充実させてほしい。」 そんな声をよく目にする。 選挙じゃなくても目にする。 「認知症の進行を遅らせる300万の薬よりも、若者の生活の安定や出生率向上のための取り組みを優先すべきだろ」 「どうせ長生きしない高齢者に税金をかけすぎだ」 その通りだなと思う私がいる。 若者が日々の様々なものを犠牲にして得た給与の多くを税金として国に治めているのに、その多くが高齢者に使われているように感じて、自分たちの生活に還元されていないように感じるのは不

    • 空想に浸る4歳児が、自分の言葉で自分を救えるようになるまで。

      物心ついた時から、私には2つ以上の世界があった。 1つはお父さんとお母さんとお姉ちゃんがいて幼稚園にはお友達がいる世界。ごはんが美味しくて、ときどき美味しくなくて、褒められて怒られて喧嘩して泣いて泣かして、私の一挙手一投足をいつも誰かが見ている。園庭に大きな穴を掘って先生に怒られたのもこの世界。 それ以外の世界はとっても自由だった。 ある時は大きなお城に住むお姫様で、王子様が迎えに来るのをずっと待っていたし、ある時は海賊船に囚われた可哀そうな女の子で、悪い船長のいいなりにな

      • 悩みも妬みも文字に起こして声に出せば芸術になれるかもしれない

        毎度の如く鬱鬱しい悩みや妬みを勝手に消化してnoteに投稿してまいりましたが、 この度、12月7日、8日に小田原のゲストハウス「ハバナイ!」にて行われる、『お堀端文化祭』に私の紡いだ言葉たちが出演することになりました。 高校生のときから、病んでは愚痴を聞いてもらい、ガス抜きに演劇の場に連れ出してもらい、本当にお世話になった方からのお声がけで今回のクリエーション参加が決まりました。元気なときには全くの音信不通になることに定評があった私が、昨今はマメに連絡をするようになったとい

        • 周りからのアドバイスを受け入れられない私がたどり着いた、私なりの人生の積み重ねかた

          結局、私は私でしかなくて、私が私以外になれることはないんだなと思う。 結構真剣にアドバイスをしたのに、蓋を開けたら全く参考にされていなかったり、相手に響いていなかったりすると、誰に対してなのかはわからないが少しだけ落胆する。 『あー、私のアドバイスは流されちゃったんだなー』 そんな感じ。 怒りはない。ただ、なんだかなーと。 アドバイスに限らず、相手の相談に答える形で話をしているときに、相手が明らかに話を聞いていないとわかった時にも同じような感情になる。 もちろん私はカウン

        • 高齢者福祉は税金の無駄だ。でも家族にはどんな制度を使ってでも生きていてほしい

        • 空想に浸る4歳児が、自分の言葉で自分を救えるようになるまで。

        • 悩みも妬みも文字に起こして声に出せば芸術になれるかもしれない

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          実験的に、過去のエッセイの一部を有料にしてみます。

          実験的に、過去のエッセイの一部を有料にしてみます。

          幸せってなんなんだろう。どうしたら幸せになれるのだろう。幸せになることは幸せなのだろうか。なんてことを考えた日の話

          これは答えを求めない私の話。 望んだ不幸せと望まない幸せを大切にする誰かの話。 『自分が幸せになること以上のことってあるの?』 私には大切な友達がいる。 その子は一回も同じ学校に通ったことがなくて、それでも高校時代から一年に一度以上必ず会う、でも会った時は大体ベロベロに酔って何を話したか思い出せなくなっちゃう友達。 私はその子のことが大好きで、本当に大好きで、多分これからの人生で出会うどの子よりも大好きで、私のそんな思いを笑って『気持ち悪い』って言っちゃうところも大好きで

          幸せってなんなんだろう。どうしたら幸せになれるのだろう。幸せになることは幸せなのだろうか。なんてことを考えた日の話

          ライトでポップな悩みが文章になると深刻さを増すから、言葉の扱いには十分気をつけなければ…

          ライトでポップな悩みが文章になると深刻さを増すから、言葉の扱いには十分気をつけなければ…

          人と話し終わった後の『良い子じゃなかった自分』が嫌いだから対人コミュニケーションが苦手

          という、タイトルそのままの主張です。 話してる最中はありのままのというかあるがままの自分で話しているので気付けないのに、話終わった後に『あの言い方は良くなかったな〜』とか『相手に不快感や不信感だけを与えちゃったかな〜』といった不安をほぼ100%感じる。そうすると『もう話すのはやめよう』『人と関わるのはやめよう』という発想になって、変な方向のネガティブに埋め尽くされる。 評価されているわけじゃない。 評価されたいわけでもない。 嫌わられることが怖いわけじゃない。 相手に我慢

          人と話し終わった後の『良い子じゃなかった自分』が嫌いだから対人コミュニケーションが苦手

          のんびり高齢者を蔑ろにしちゃいけないと心に強く思った話

          銭湯に来た。 風呂上がりに座ってくつろいでいると、近づいてくる二人組のおばあさま。 私の座っているベンチの横が貴重品ロッカーで、どうやらそこに財布を預けていたらしい。鍵と暗証番号の二重ロックのロッカーらしく、カバンから鍵を探すのに一苦労。あそこでもないここでもないと2人でわいわい探し出し、今度は暗証番号がいくつだったっけとわいわいがやがや。いささか声が大きいと思ったが、迷惑にはギリならない範囲だったのでぼーっとその様を眺めていた。 おばあさま二人組の後ろには、同じくロッカー

          のんびり高齢者を蔑ろにしちゃいけないと心に強く思った話

          久しぶりに観た高校演劇がなんかちょっとだけこそばゆくて懐かしくて、それでもやっぱり自分達が一番だと思った日のこと

          他校の先生に誘われて、高校演劇の東部地区大会を観に行った。 7〜8年前の私が死ぬ気で挑んでいた大会を、フラットな状態で観に行くことになるとは思ってもいなかった。 知っている生徒もいない、今どの学校が強いのかも知らない、有名顧問がどこにいるのかも知らない。 ある意味で先入観なく観ることができた。 高校演劇は演劇とは少し違う。 高校生だからなんでもアリ、だけど、有名顧問に踊らされてらしさを失ってもいる、かと思えば高校生らしさという言葉に表されるようなひたむきで熱心なところもある

          久しぶりに観た高校演劇がなんかちょっとだけこそばゆくて懐かしくて、それでもやっぱり自分達が一番だと思った日のこと

          人生がうまくいっていないときに書いた『歩みを止めた日』のエッセイが公開されました

          エッセイサイトに採用していただきました。

          人生がうまくいっていないときに書いた『歩みを止めた日』のエッセイが公開されました

          期日前投票に行ったら、投票所で高齢化の波を感じた

          衆議院議員選挙の期日前投票に行ってきた。 選挙権を得てから。幾度も選挙にいっている。 実家に住民票があった時は期日前投票も何度かしたことがある。 熱海に住民票を移してから始めての期日前投票に行って感じたことの話である。 まず。実家に住民票があった時は、市役所に期日前投票に行っていた。 大学生で帰省したついでに市役所によって投票することが多く、投票所入場券も持たずに手ぶらで行って投票していた。 実家の住所と氏名、生年月日を告げれば投票させてもらえた。流れ作業のようにスムーズ

          期日前投票に行ったら、投票所で高齢化の波を感じた

          セルフネグレクト全開

          セルフネグレクト全開

          さっきまで立っていたところがもう海の中

          さっきまで立っていたところがもう海の中

          散歩のススメ

          外の風に触れると思考を覆っていた雲が綺麗に晴れ渡っていく。 太陽光が促すセロトニン分泌。 植物は光合成。 お日様の力は昔からずっと当たり前に偉大だった。 知らない道、雑草に紛れて咲く花、路地裏の猫、おしゃれなポスター、いつのものかわからない落書き。 これまでの自分とは全くかけ離れた解像度で世界が見えていく感覚。 ご飯の匂いがする。魚の匂い。肉の匂い。微かに聞こえるまな板と包丁がぶつかる音。やかんがビーっと音を立てる。 お風呂が沸くときのガスの匂い。入浴剤の強い香りに掻き

          散歩のススメ

          24歳になっても欅坂が好きで大人なれない私の話

          高校生のとき欅坂46が、平手友梨奈が命綱だった。 高校生の時は本当に、欅坂の世界観が自分の世界で、声にできない苦しさを欅坂がかわりに歌ってくれていた。 大学生になってしばらく経って、欅坂の世界観を俯瞰してみれるようになって、共感よりも懐かしさに近い感情が近かった。 今日、久しぶりに散歩した。 海沿いの道をただ目的もなくまっすぐ。 イヤホンをつけたくなくて、波の音と車の音を聞きながらただひたすら歩いた。 頭の中に流れてきたのは欅坂46の避雷針とエキセントリック。 歌

          24歳になっても欅坂が好きで大人なれない私の話