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大学授業一歩前(第59講)

はじめに

今回は予備校講師の伊藤敏先生に記事を書いて頂きました。お忙しい中作成して頂きありがとうございました。

👆の先生のnoteも是非ご覧ください。

プロフィール

Q:ご自身のプロフィールを教えてください。

A:昭和63年生まれ、私立芝中学校・高等学校、筑波大学卒業、筑波大学大学院で修士(文学)取得。博士後期課程単位取得退学。
大学院で研究者を目指すも、博論手前で撤回し教育業界へ。世界史を専門科目に、現在は予備校、塾、高校で講師として勤務。

オススメの過ごし方

Q:大学生におすすめの過ごし方を教えてください。

A:とにかく好きなことをしてください!人生で一番選択肢が多く、なおかつ何でもできる時期です。大学と家や下宿先の往復だけではもったいないです。特にしてほしいのが、サークル活動より勉強、というより学問です。学問は本来、自由度がものすごく高いものです。その学問の自由度の高さを存分に味わってほしいですね。もちろん、仲間を作ってしこたま遊ぶことも忘れずに。

必須の能力

Q:大学生に必須の能力はどのようなものだとお考えになりますか。

A:主体性です。ざっくりいえば自分から動くこと。高校までの勉強のように、上から降ってくるものを待っているようでは無意味です。大学で自分のやりたいことがないなら、自分で新しく作り出すぐらいの勢いが必要ですね。

学ぶ意義

Q:先生にとっての学ぶ意義を教えてください。

A:こんなことを言ってしまえば趣旨に反するでしょうが、そんなものはありません。そもそも、学ぶ意義は人によってそれぞれですから、自分で考えるべきですし、そこに答えなど存在しません。残念ながら、学ぶことを蔑んだり馬鹿にしたりする人も少なくはないですが、本当に夢中になって学んでいるのであれば、そんな声は気にならないはずです。もしも自分に迷う気持ちがあるのであれば、単純にその学びに向いてないだけです。向いてなければ無理して学ぶ必要はないですし、他に好きなことに夢中になればいいだけです。でも学ぶことって何よりも楽しいですよ、少なくとも私にとっては。

オススメの一冊

Q:オススメの一冊を教えてください。

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A:山口周『武器になる哲学』人文系の専攻に進もうという学生の方には特に読んでほしい一冊です。

メッセージ

Q:大学生へのメッセージをお願いします。

A:コロナ禍で不自由も多いかと思いますが、大学は本来そういったことからは無縁です。なんてったって自由ですから。大学がオンライン授業ばかりで非難する声も聞こえますが、私に言わせればこれらの非難などナンセンスです。学びたければ自分から聞けばいいわけですから。メールでもなんでも。大学は自分で学ぶ場です。オンライン授業を非難する人は、学ぶということを主体的にしてこなかった人です。自分で学べる楽しみをぜひ実感してください。

おわりに

今回は予備校講師の伊藤敏先生に記事を書いて頂きました。お忙しい中作成して頂きありがとうございました。自分から学びたい内容や読みたい本を日頃から考える姿勢こそが重要だと思います。次回もお楽しみに!!


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