民明書房刊「忠認愚(チューニング)」より
※エイプリルフールなので(笑)
男塾的な感じで始まりましたが(笑)今回はギターのチューニングについての記事をギター講師のSHANE孝之に書いてもらいました!ではどうぞ〜♪
こんにちは!
UNIVA MUSIC LESSON ギター講師のSHANE孝之です!
突然ですが、今日はギターのチューニングに関してのお話をしたいと思います。
チューニングとは楽器を演奏するにあたり最も重要な手順の一つで、楽器を調律し音程を合わせることを言います。
一度合わせてからも気候や振動、時間経過などによってピッチ(音程)は変化してしまうため、こまめに確認しましょう!
早速チューニングの手順を...と言いたいところですが、まずはこちらをご覧下さい。
ドレミは学校の音楽の授業で習った方も多いかと思いますが、それに対応するアルファベットはご存知でしょうか。
こちらの表を見ていただいたらわかるように、アルファベットのAからGまでを用いて音に名前を付けています。
ギターでは、6弦から順番にE(ミ)、A(ラ)、D(レ)、G(ソ)、B(シ)、E(ミ)が最もスタンダードなチューニングとされているので是非覚えましょう!
それでは実際にチューニングをしていきます。
赤文字で書かれているように、音程が低い状態から針が画面中央に来るようにペグを締めていくのがオススメです。
逆に音程が高い状態からペグを緩めて合わせてしまうと演奏中に弦が緩みやすくなり、せっかく行ったチューニングが水の泡になってしまう危険性があります。
チューナーにはヘッドに取り付けるクリップタイプのものや
エフェクターのように床に置くペダルタイプのものなどがあります。
クリップタイプが手軽ですが、周囲が大音量で鳴らしている環境ではペダルタイプの方が正確にチューニングを行うことができるので、シチュエーションに応じてどちらを使用するか決めましょう。ちなみに、数百円で購入できる安価なチューナーは精度が低く、6弦などに反応しづらいことが多いので個人的にあまりオススメできません。
チューナーの機種によってはcalibと書かれたボタンが付いていることがあります。これはcalibration(キャリブレーション)の略で、校正を意味しています。字面から難しいもののように見えてしまいそうですが、噛み砕いた言い方をするとチューニングを行うために基準とするピッチ/周波数を調整するボタンなのです。
すみません、全然噛み砕けた感じになっていませんでした...。
まず、音とは物体の振動であり、それらが空気中を伝わることによって我々の耳元へ音として届けられているのですが、その振動における1秒あたりの振動回数(振動数)と幅(振幅)によって音の高さ・大きさが決まります。
振動数・振幅は確か中学校の理科の授業で習いますよね。僕自身、オシロスコープで波形を眺めたような記憶がおぼろげに残っています。
この振動数が音楽関連で耳にする周波数のことですね。
現在、音楽の世界ではA=440Hzが国際的に標準のピッチと定められています。Aは真ん中のドの上にあるラの音を指し、440Hz(ヘルツ)がその周波数を示しています。雑に言ってしまうと「1秒間に440回振動させたラの音を世界の基準ピッチにしますよ〜」ということです!
ここまで大変長くなってしまったのですが、この1秒間に440回というのを441回や442回に変更しなくてはいけない場合があります。
勘の良い方はすでに察していらっしゃるかもしれませんが、チューナーのcalibボタンはそれらに対応するために付いているんですね。
管楽器やヴァイオリンなどのクラシカルな弦楽器が多数用いられるオーケストラ等の編成はA=442を基準とすることが多いですし、スタジオやコンサートホールに置かれているピアノの調律が440Hzでないのはよくあることです。特にアコースティックピアノは気軽なピッチの変更が不可能なので、一緒に演奏する際は確認するようにしましょう。
もちろんロックバンドでも基準ピッチを揃えるのが必須なのは変わりませんよ!ギターやベースが使用しているチューナーの基準ピッチが異なれば不協和なサウンドになってしまう要因にも...。
同期音源を流す際も必ずそちらに合わせるよう注意が必要ですね。
基準ピッチを442Hzに変更したチューナー
(キャリブレーション機能がない機種は大体440Hzで固定されています)
ギターを演奏する上でチューニングは一番大事なことの一つ。魂のこもったプレイも音痴では観衆に伝わるどころか、共に音を奏でるバンドメンバーに迷惑をかけてしまうことになってしまいます。
いい演奏の前にはいいチューニングを。一曲毎に確認する勢いで気をつけましょう!
是非心がけてギターライフを楽しんでください!
SHANE孝之
1996年生まれ。名古屋市出身で、アメリカ・関西育ちの甘党。14歳でエレキギターに出会い、その魅力を知る。
第9回ギターマガジン誌上コンテストにて準グランプリ、Limetone Audioプレイヤーズコンテスト2020にて準優勝を受賞。趣味は機材(特にエフェクター)漁り。
ライブ・ツアーサポート、レコーディング参加 (敬称略)
むらたたむ、しのりゅー、橋村姫、パルコプロデュース×根本宗子『プレイハウス』等
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