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毒親をキッパリ諦めて前に進むために必要な過程(追記)
2回に渡って毒親を諦めて前に進む方法について綴りましたが、追記したい内容があります。「親に怒りや気持ちを伝える」という点と、「これからに向けての考え方」について、説明を加えたいと思います。
親に伝える必要がない場合もある
私の場合は、
「自分の怒りを全部吐き出すため」
「自分の気持ちに区切りをつけるため」
「親がどれだけ伝わらないのか知るため」
これらの理由で伝えました。結果的に、「何もわかる能力もなく、今後も伝わることがない」と長い年月を経て気付き、やっと諦めがつきました。私には、この「諦めるため」の納得できる理由が必要だったんです。
もし、もうすでに親に対して諦めていたり、直接気持ちをぶつけることでダメージを受けたりしたくない場合、伝えてもムダと思えていたりするのなら、この「伝える」過程は必要ないと思います。
親のことを考えずに生活することを目指す
機能不全家族・毒親を克服するために一番重要なことは、「親のことを考えずに自分の生活に集中すること」です。自分の中で怒りや理不尽な気持ちを消化できていたり、折り合いをつけたりすることができれば、自分の生き方を肯定でき、前向きな気持ちで生活できます。仕事にエネルギーを注いで、忙しくするのも一つの方法かと思います。そうやって、自分の生活を優先すれば、頭の中で親のことを考える時間も減ったり、なくなったりしているはずです。
新しい選択をする時の気持ちに注目
親と関わらなくなっても「思考癖」はまだ染み付いています。それは、何か新しい挑戦を始めたり、選択したりする時、今まで親に「絶対できない」「上手くいくはずかない」などと否定された習慣があったからです。
もし、親との関わりを絶ったり減らしたりしてから、新しく何かに挑戦する時、「不安で怖い」「自分の能力ではできなさそう」と思ったら、それは「自分の気持ちではなくて、親の口癖が蘇っただけ」と意識しましょう。
最初は、誰でも失敗したり上手くいかなくて当たり前なんです。「試行錯誤して、最後に成功するように修正すればいい」という考え方に上書きする意識で、少しでも行動に移すようにすればいいんです。「できることを探す」ように考え方を変える意識を持ちましょう。
とは言っても、私はネガティブな時はなかなかできません。できない時は、その日はやめてポジティブな日に行動に移すようにしています。
少しずつ、超えられる小さなハードルに設定しながら、自分の新しい生き方に向かいたいですね。
私なりの経験をまとめて、追記させていただきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。