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自分の中で消化できれば前に進めるのでは?

私は、親からの理不尽な言動で傷ついた経験があります。今日は、その中でも今でも納得のいかないことをご紹介します。

勝手に変更手続きをされる

10年ほど前、一人暮らしが軌道に乗ってきた頃、母親から一方的に報告されました。「あんたの郵便物はもう実家に届かないように手続きしたから、金融機関とか困るものは変更しろ」的な内容でした。その頃は、ムカつきながらもまだ母親とは連絡を取る関係でした。この件で、私は父親に激怒。なぜなら、私に確認せずに変更手続きを進めた上、その手続きは、母親をたしなめずに父親が行ったから。しかも、弟は一人暮らししていても、そんなことはされていないんです。後日、父親から変更手続きをキャンセルしてきた報告の連絡がありました。

成人しても親が勝手に決める

以前、檀家から娘との友達付き合いの再開を頼まれた件で投稿しましたが、いつも「私に確認なく勝手に決めて進める」のが私の親の傾向です。幼い頃から、私は親の矛盾を指摘する子どもでした。恐らく親は、自分達に都合の悪いことは耳を貸さずに、親の権限で勝手に進めるという発想、習慣なのだと思います。しかも、「親と違う考え方はおかしい、悪いこと」という考え方であるため、大学生の頃から自分の意見を否定されることがかなり増えました。これも、「社会性が寺にとって不都合」だからです。

父親や弟に伝えても他人事

今まで、いろんな理不尽な言動に腹を立て、父親や弟に状況を伝えてきました。2人とも、母親の機嫌を損ねない習慣が自然になっているのか、他人事なんです。
父親は、私をかばうと母から火の粉が飛ぶせいか、母親をたしなめたり叱りもしません。私が嫌な気持ちになっても、「もう解決したから、もう考える必要はない」と言って、なかったことにしてきました。
弟は、自分はそんな理不尽な思いはしない上、跡継ぎというだけでいろんなことは許されて育っています。「もし自分も同じようなことをされたら」という視点がなかったように感じます。いつも、「自分はされてないから関係ない」ような反応でした。

機能不全家族の中には損な立場がある

私は、家族の中では恐らく「損な立場」が定着していたと思います。煙たいことを親の代わりに言ったり、親の手伝いや愚痴も聞かされ、弟の面倒、挙句、理不尽な思いをしても謝ってももらえずに、なかったことにされる。私が今でも、親に対して怒りを引きずっているのは、「理不尽な気持ちの蓄積」が消化できていないからだと考えています。
「終わったこと」と、そんな簡単に気持ちを切り替えられるようなことでもないし、「終わったことと納得する」のは、当事者の私が決めることだと思うんです。

我が家では、「正当な怒りを示すこと」が許されませんでした。理不尽な親の言動について親を指摘したり非難すると、それに傷ついた母に対して謝るように言われました。
そうやって、母親は問題ある言動をしても咎められることもないため、反省もしません。
私が実家を出て、寺の仕事にも一切関わらなくなって15年ほど経ちます。理不尽な思いをしながら母親の暴言を受け止め、問題を食い止めてきた私がいなくなって、母親が原因のトラブルも起こっているようです。でも、今まで父親が叱ることもしてこなかったため、母親は自分の問題でも認めず、謝りもせず、父親と弟が尻拭いをしたこともあるようです。

「誰が言うか」ではなく「何を言うか」

私が感じる父親のズレたところは、子どもが言うことは聞かないことです。間違いを指摘しても聞いていません。年齢や立場関係なく、子どもの方が正しい場合もあります。
この子どもが言う正論がすんなり通るのは、他人がそれについて同じ意見の時や、他人が評価した場合でした。親子の間では、親の方が正しいことにされて終わるんです。これが、納得いかない理不尽な解決にされることが多く、怒りが募って消化不良になっていきました。

消化不良を増やしたくない

私は、こんな消化不良がまだたくさん残っていて、親と関わらなくても思い出すほどです。親と距離を取るようになって、さらに際立って「ズレ」を感じることも増えました。私は、流すことはもうできないため、できるだけ関わりを減らすことしかできません。関わっても、当たり障りない会話のみ。親子の会話のパターンは、そう簡単には変わらないので、変えたいのなら、物理的な距離をとれば当たり障りない最低限の関係は維持できる方法としてたどり着きました。自分の心の平和が、健康で幸せに繋がると信じています。
とりとめない気持ちをつづりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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