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ななめよみ詰所その7 未来宇宙技術講義ー火星地球化計画から恒星間移動システムまで


「未来宇宙技術講義ー火星地球化計画から恒星間移動システムまで」
スタンリー・シュミット ロバート・ズブリン編
石原藤夫 山本菊男 訳 1997年11月発行 出版文化社

アメリカの高名なサイエンス・フィクション雑誌「アナログ」誌に掲載された15の珠玉作品を収録。

目次

第1部 地球から太陽系へ
 第1章 革命がやってくる!
 第2章 極超音速スカイフック
第2部 太陽系から銀河へ
 第3章 火星ダイレクト計画ー赤い惑星をすみやかに探査・植民するための提言
 以下 太陽に近い惑星へ行こう! 外部太陽系のコロニー 宇宙の群島ー人類による”オールトの雲”の踏査と植民 太陽系と他の恒星との間に棲むエイリアン 火星のテラフォーミング ある惑星居住者の夢 天体物理学エンジニアリングと地球の運命 恒星の世界へ! マグネティック・セイル タキオン・ドライブー無限の噴射速度がエネルギーコストなしで! 負の物質による宇宙船推進法 恒星間貿易の経済学 訳者あとがき 索引 参考文献と続く

 第1章では 商用航空機のような運行ができる再使用可能な宇宙船による、一回の運行あたりに必要な収入は、以下のような営業及び財務情報があれば計算できる とある。
 資本財コスト:宇宙船、地上支援設備および施設、宇宙船と施設の寿命
 運転コスト:マーケティング、保険、宇宙船の保守、乗員および地上員、燃料
 財務コスト:競争力のある自己資本利益率、負債にかかるコスト
 事業の資本構造:純資産に対する負債の割合
 事業データ:輸送データ、船団の消耗、運転率

 3割ほどの章で難解かもしれない数式が出現し、ほとんどの章でグラフと元素記号、章により気体の圧力や燃焼効率・抽出効率による採算性などなどなどのシュミレートや計算、反応式・化学技術用語などなどが出現する。
 
 興味津々であれば楽しめるのではと思う。

(*'▽')。




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