さらに(カウンセラーの)メンタルヘルスについて考えてみる
セルフケアについて(続き)
セルフケアを行う(時間を持つ)ためのベースとなるものは何か?
私の場合は、「辛くても仕方ない」という考え方のもと仕事をする←これがベースでした。予測通り…このような仕事の仕方だと、セルフケアどころではありません…。
今回は、セルフケアのことをキチンと考えるに至った私の経緯です。何かの参考になるかどうかわかりませんが記してみます…。
自分を痛めつける「べき思考」
そもそも、自分のことは後回しにしがちである(セルフケアの下手な)私ですが…さらに、「○○すべき」という、「べき思考」で、常に自分に辛さを課すようなことをばかりしてきました。例えば、カウンセラーの仕事(職域は広いですが)は、「相談は夜にかけて多くなるので、夜に相談を受けるべき」と。(自己免疫疾患があり規則正しい生活が好ましいのに…です)
仕事は、ある程度経験を積むまで修行という感覚があるので、辛い(自分を痛めつける)のは当たり前(M人間)、根性、根性、みたいな…。
夜のカサカサ人間
私は、昼から夜にかけての相談業務を行い、すっかりと夜型人間へ。
(朝型の生活にしようとしていたのに…です)
食事の時間が不規則、就寝2、3時間前までに食事を終えるなど夢のまた夢、そして就寝時間はどんどん遅くなる。
朝の時間帯は、「やるべき事」としてギリギリまで家事をやり、そのルーチンが止められなくなり…そして自分のことは蔑ろ。セルフケアってなに?状態…。
体重は徐々に増え、肌はカサカサ、鏡をあまり見なくなり(女性です)、お顔は無表情。カサカサ人間の出来上がり。
(もちろん夜の時間帯の勤務でもカサカサ人間にならない方もいらっしゃいます)
非効率的な日常
カサカサ人間の渦中では、ストレスも膨大になっており、それを解消するために、多くの体に悪い活動…暴飲暴食、徹夜で韓国ドラマを見る…など繰り返し…。ストレスが大きければ大きいほど、その解消(マイナス→0に戻す)に時間がかかる。
セルフケアで心身を整える以前の問題…。本来自分のやるべきことや、セルフケアに時間を割くことが全くできないという効率の悪い日々…。
こんなんじゃ、当たり前だけど、いいカウンセリングもできない…涙。
こんな生活、ずっと?いつから?そして、いつまで?
それでも、修行のごとく根性で業務をやり通そうとし、「辛くても仕方がない日々」を繰り返す。仕事の現場は忙しくなる一方…。
ある日ふと、「私はいつから『辛くても仕方ない』と思うようになったんだろう?」と。でも、これは自分自身の仕事に対する考え方だから、いつからということではなく、ものごころついてからずっと?
やっと自分を虐めすぎていること気づく…(遅い…涙)
「もういい年齢じゃないか!なんでこんなに自分を虐めたがるんだ?」
やっと自分を大切にしなければいけないという思考に至る…
セルフケア、セルフケア…。肌のカサカサからまず治していこう。涙
やっと仕事の仕方を見直すことに…
色々と考えた挙句、やっと以下を決意。
①夜型の生活から脱出するために、職場を辞めること。(職場がさらに忙しくなったこともあります)
→これで物理的、強制的に自分をケアする時間を確保できるように。
そして①よりも難しいことですが…
②「べき思考」で自分を追い込んでいく考え方から脱却していくこと。
→「べきべき」していると、自分のセルフケアに頭が回りません。
もっと、ゆっくりと、のんびりと時間を流そう…
もっと自分を大切にして、自分にも他人にも愛を持って接していこう…。
(他人に愛がなかったわけではありません…)
これまでベースにしたものを終わらせる…
こうして、私がベースとした、「辛くても仕方ない」という仕事のやり方は終わりを遂げ、今はゆったりのんびり時間を過ごしています。
セルフケアの時間を取るというより、日常(全て)がセルフケア?のようになっています。おかげさまで肌は随分とスベスベになりました。
セルフケアは自分で自分自身に意識を集中してケアをする。
どのような考えのもとで、何を(どんな仕事を)どのように行っているか?
特に自分に厳しく、自分のことは後回しで自分を蔑ろにしがちな方は、少しだけ立ち止まって自分がどうなっているか確認してください。
働き方(生き方)も多様化しています。
(夜の相談業務を長く続けている方もいらっしゃいますし、それは必要なことであり本当に尊敬に値することです)
私の場合は、収入が減ったとしても、ストレスが減り良い仕事ができる方向に、舵を切りました。
何かの参考になれば幸いです。
「辛くても仕方がない」と、自分を虐めたがっていたのには…理由があります。それはまたいつか書きたいと思います…。
最後まで読んでくださりありがとうございました。