寳幢寺の【お寺ごはん】Vol.01《スパイスポタージュ》
寳幢寺の台所にはスパイスが沢山!カレーもしばしば作りますが、普段のお料理にもスパイスを使っています。ちょっとした炒め物やスープなどにも、簡単に使えて様々な風味が楽しめます。スパイスは薬膳効果もあるので健康にもいいですよ。
いつものお料理にスパイスをちょっと加えてみる。そんなひと工夫やレシピをご紹介していきます。
〈今月のスパイス〉
・チリ → 旨味と、味を引き締める効果があります。ほんのちょっとだけでも入れると美味しさが増します。
・クミン→ 消化促進や胃腸の調子を整える効果があります。刺激が無く良い香りのするとっても使いやすいスパイスです。
○スパイスポタージュ
お好みの野菜をスパイスと共に煮て、牛乳と共にミキサーでひくだけという簡単レシピです。
野菜はどんなものでも。ジャガイモやカボチャ、サツマイモなども作りやすいです。人参や玉ねぎを混ぜて使っても味わいが広がります。
今回はチリとクミンをそれぞれ粉末に引いたパウダーを使用します。
分量例
・ジャガイモ4個 (皮をむいて5mm厚の輪切り)
・オイル 大さじ1.5 (白ごま油などさらっとしたもの)
・クミンパウダー 小さじ3~お好みの量
・チリパウダー ひとつまみ~お好みの量
・塩 小さじ2分の1~お好みの量
・コンソメ顆粒 大さじ1
・牛乳 700ml~お好みの量
・生クリーム or ココナッツクリーム 大さじ2~お好みの量
手順
1.厚手の鍋にオイルをひいて、野菜を敷き詰める
2.分量内のスパイスと塩を野菜の上に撒いて、野菜を敷く。を繰り返す。
3.ひたひたになるくらいに水を入れ、蓋をして柔らかくなるまで煮て、火を止める。
4.お好みの濃度になるよう牛乳を加え、ブレンダーか、粗熱を取ってミキサーでひく。
5.再度加熱、コンソメを加えて、適宜塩・クミン・チリで味を調える。
6.仕上げに生クリームやココナッツクリームを加えるとよりクリーミーに仕上がります。
ぜひ、お試しあれ。
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文章:松波さゆり(日本仏教徒協会 事務局/ごはん担当)
事務局スタッフかつ、お寺のキッチン担当。ものすごく和食を作ってそうな見た目に反して、作る料理は基本インド料理。
お寺でのおふるまい経験値が増えるとともに、何十人前でもどんと来い。な台所番になりつつある今日この頃。
一級和裁技能士という着物の仕立て職人でもあります。