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菜園プランニングと苗を植える間隔

ノープランなキッチンガーデン

恥ずかしながら、ノープラン、ノールールです

我が家の畑は無計画に苗が植えられている。何故かというと、身も蓋もないが以下の通りである。

  1. 畝を作る根性がない

  2. 種を蒔く時点で、どれくらいの数の苗ができるか分からない。

  3. 途中で消えたり、伸び悩む子も少なくないので、一体どのくらい場所を取るのか全然予想できない

  4. 苗を地に下ろすのに時間差があるため、その後の展開が予想しづらい。

畝を作る根性がない

以前は、畝を立てていた時期もあったのだけど・・・気の向くままに苗を追加するため、結局最後ははみ出してしまう。畝をピシッとキレイに作るのは難しい。掘り起こすのは体力がいる。そしてここ1〜2年で、不耕起栽培というれっきとした方法があることを知ってしまったため、今年は極力畝など立てず、気ままに育てて収穫できることを目標にすることにした。(ああ、なんて自分本位なのだろうか)

種を蒔く時点で、どれくらいの数の苗ができるか分からない。

育ってくれて、ありがとう。

種から育てるようになって分かったのは、種袋の種がちゃんと育つと、苗ができすぎてしまうこと。お店で買うなら2〜3株なのに、種から育てると10株くらい簡単にできる。でも、絶える苗も当然いるため、発芽率を参考にしながら多めに播くことになる。結果、明らかにはみ出しそうな数の苗が育つ。いや、有り難いことなんですが・・・。全部植えられない可能性が高いにもかかわらず、たくさん育った苗を見て、感動&満足感で胸が一杯になる自分がいる。

途中で消えたり、伸び悩む苗も少なくないので、一体どのくらい場所を取るのか全然予想できない

地面に下ろすと環境が変わるので、生き生きする子と、ぱっとしない子がいる。さらに悪いと静かにいなくなる。葉物系は私がすぐにむしるのでなかなか大きくなれない。(ごめんなさい)よって、その個体がどれくらいの大きさまで成長するのか予想するのは至難の業である。

地に下ろせる苗は順次準備完了になるため、この後の展開が予想しづらい。

まだスタンバイ中の苗たち。
この子たちのスペースはあるのだろうか

気温や成長度合いによって、「地に下ろそう」と思えるタイミングはかなり異なる。どの子がどんな順番で準備完了し、定植後どのような成長を見せるのか、経験なさ過ぎてよくわからない。

菜園プランニングのハードル

プランニングはきっとすごく意味があることなのだと思うが

そんなこんなで、教科書みたいに「夏畝」「冬畝」「ミックス畝」みたいにデザインすることは、私には高度すぎるスキルなのである。

さらに、このランダムでいい加減な畑の感じが、自分は結構好き、ということも影響している。

毎年違う植え方になるから、ちょっとずつ反省を生かして進歩しているような気もする。多分、半分くらい錯覚だけど…

一番困るのは通路が足りないこと。この点に関しては、今後少なくとも解決策を考える必要がある。外国のガーデンが、あのように細かく区切られているのも理由があるんだな。

小さな畑の利点

小さいといっても首都圏に住んでいた時は考えられない広さ。
これ以上の管理は、今の私には難しい

なんだかんだ結局、毎年手狭になる我が家のキッチンガーデンだが、実は、『広くて手が回らない菜園より、小さくても手をかけた菜園の方が結果的によくできる』という話を聞き、今の広さで頑張れそうな気がしている。

確かに、広くなりすぎると、雑草で草マルチとか、やってられない。(なんちゃってではあるが)手塩にかけて、変化を愛でる方が確かに楽しい。結果、取れる作物も良いものになるはずだ。

狭い畑では相性のいい野菜を重箱のようにすきま無く育てるのが良いと聞く。雑草を押さえられるし、手入れが楽になる。野菜を植える間隔は、畑の広さ×どれくらい世話できるかで決まるらしい。

野菜は必要最小限の間隔で

なので、作物達の株間について、あらためて確認する必要性を感じている。隙間に追加で植え付けているけど、もっといける野菜もあるかも知れない。その一方で、去年のブロッコリーやカレンデュラ並みに巨大化するものもあらかじめ抑えておきたい。

相性の良い野菜(コンパニオンプランツ)も確認しておこう。最近、組み合わせがかなりいい加減だったからなぁ。

株間覚書

ルッコラは、もっと詰めて植えても良かった
なぜかすみっこにインゲンがいる。
  • 5cm:ルッコラ、ネギ、二十日大根(明日からルッコラはもっと密に植えよう。やぐらネギも密集させるぞ)

  • 10cm:小松菜、小カブ(今植えてないけど、カブは待機中。ビッチリでOKなのね)

  • 15cm:春菊、ほうれん草(春菊は結構暴れるので15cmはカツカツかも。)

  • 25cm:レタス(以外と場所取るのね)

  • 30〜35cm:インゲン、キャベツ、白菜(この子達は巨大化するかも知れないので。)

  • 50cm:オクラ(びっくりの株間です)、ブロッコリー、カリフラワー(去年の経験から理解できる)

  • 50〜1m:カボチャ(コレは納得)

コンパニオンプランツ

基本の組み合わせはコレ。

ナス科+シソ科・セリ科

トマトの隣のバジル。
草マルチでカモフラージュされた状態。
よく見えず、イラッとするのは私だけだろうか。

トマト・ナス・唐辛子(ナス科)+バジル(シソ科)・イタリアンパセリ(セリ科)
トマトの近くにイタリアンパセリも植えようかな。暖かくなったらナスや唐辛子も。

ウリ科・ナス科+ユリ科

カボチャ(ウリ科)・トマト・ナス(ナス科)+ニラ・ニンニク(ユリ科)

なんと!トマトの隣にニンニク生えてます。たまたまですが・・・ニラは発芽したもののなかなか育たない。ニンニクの近くにカボチャ・・・ちょっと狭いかな。

アブラナ科+キク科・セリ科

キャベツ・小松菜(アブラナ科)+春菊、レタス、マリーゴールド(キク科)・イタリアンパセリ、人参、セロリ(セリ科)

春菊+サンチュ+イタリアンパセリゾーンの隙間にキャベツを植えよう。かなりタイトになりそうだけど、キャベツが準備完了するのはまだしばらく先になりそうだから、そのとき考えましょ。

ナス科・ウリ科+アブラナ科

ナス・トマト・かぼちゃキャベツ・白菜
キャベツ苗ができてから考えようかな。このあたりになってくるとキャパ超え。

タイプ別生育適温

ランニングタイプ(25〜35℃が適温、本州の夏が似合うタイプ)

ナス、ピーマン、唐辛子、日本カボチャ

半袖タイプ(18〜25℃が適温、本州の春〜北海道の夏タイプ)

トマト、西洋カボチャ、キュウリなど

長袖タイプ(15〜20℃が適温、北海道の春タイプ)

キャベツ、レタス、葉菜類など

これを見ると、生育が悪い苗は半袖タイプ、生育が良い苗は長袖タイプだ。やはり、気温には気をつけた方が良い。



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