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パンプローナでピンチョス巡り②:バルがひしめくサン・ニコラス通り
前回は旧市街周辺のピンチョス・バルを周りました。
今回はピンチョス・バルがひしめくサン・ニコラス通りのバルをハシゴします。歩行者専用の狭い通りの両脇にバルが並び期待が高まります。
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この通りからは三軒ハシゴをしてみました。
巨大ピンチョスが並ぶLa Mandarra de La Ramos
まずはこちらLa Mandarra de La Ramos。モダンな雰囲気です。
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店内は天井の梁でちょっとクラッシックな面持ち。
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頭上には生ハムがずらりと吊るされています。
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ピンチョスの数々。
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ほぼ食パンサイズでポーションがびっくりするほど大きいです。
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チストラとパドロンはピンチョスの定番のよう。
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これはちょっとサイズが大きすぎて無理。
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そんなにお腹が空いていなかったのでエビコロッケ(€2.70)にしました。普段のメニューにはない丁度開催中だったコロッケ・ウィークのスペシャル。ワインは赤(€2.50)。
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サンセバスチャンなどと同様、ワインのメニューがないところは、地元民は大抵「リオハの赤」とか「ナバラの赤」、白であれば「ベルデホ(ルエダ)の白」というように赤か白か、そしてワイン産地を指定してオーダーしていることが多いです。
コロッケはクリーミーで美味しいです。
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クリエイティブなピンチョスのBaserriberri
そして創作ピンチョスで知られるBasserriberriへ。
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数々のガイドに掲載されています。
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モダンな雰囲気のお店。
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ケースに入っているピンチョスは美味しそうです。
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ここの一番の売りはピンチョス・ウィークという賞を取っているピンチョスの数々。
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そのほかにもいろいろあります。
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ワインは地元ナバラのOZUの赤(€3.00)。このワインはとても美味しかったです。
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賞を取っているお薦めからタイ風ラム肉と羊のミルクとトリュフ風味のラクトネーズのBoomveja(€4.00)とイベリコ・ハムとタコのコロッケのCrooctpuss(€3.00)にしました。
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何がタイ風かと思えば、中華のバオ(肉まんの白い生地)が…爆弾が着火されている容器にドライアイスを入れて爆弾をイメージしています。ビジュアルは楽しいですが、肉はパサパサでイマイチ。バオもふんわり感がなく残念。
コロッケはたこ足状の器に乗っていて普通に美味しかったです。
総合的に見てプレゼンテーションは面白いですが、賞を取っているピンチョスだけに期待していたので味は残念。どちらかというとケースに入っているより一般的なピンチョスの方が美味しそうでした。
出来立て熱々が美味しいBar Rio
そして最後はBar Rioへ。
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こちらもモダンな雰囲気。
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カウンターにケースはほぼなく、メニューからオーダーします。
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スペシャルは揚げ物の数々。
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揚げ物以外のピンチョス。
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上はパンの上に乗った典型的なピンチョス。
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ワインメニューがあるのは嬉しいです。
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まずワインはナバラのMonjardin(€2.20)。そしてピンチョスはピューレ状のじゃがいもにタコ(€3.40)。ガリシア風タコのアレンジです。
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口当たりが優しく美味しいです。
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そしてスペシャルの揚げ物から、エビのフライ(€2.80)。これは揚げたてを持ってきてくれるので少し待ちました。味付けは塩だけで、衣が軽くてサクサク、中のエビはぷりぷりで美味しかったです。
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パンプローナでは卵のフライ(Frito de Huevo)が名物らしく、何軒かでメニューにありました。Bar Rioでも1960年代から提供している名物とのこと(写真↓は別のお店)。気にはなったのですが、卵を丸ごと揚げるだけでそれほど美味しいとは思えず今回は頼みませんでした。
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レシピを見ると、ゆで卵をベシャメルソースでくくって、衣をつけてあげるだけ。ベシャメルでどういう味になるのかちょっと気になるので機会があったら作ってみたいです。
パンプローナでピンチョス・バル巡りをして
サンセバスチャンと比べてとにかくパンプローナは一個のピンチョスのサイズが大きいです。値段は期待していたほど安くはないですが、大きさを考えるとコスパは良いと思います。地元の人の割合が多いので、サンセバスチャン旧市街のような一つ5ユーロを超えるようなものは見かけませんでした。
クオリティや味的にはサンセバスチャンや他のバスク地方の都市と大体互角なので、観光客が少ないところで(サンセバスチャンの旧市街はアメリカ人と日本人の数が圧倒的)、スペインらしい雰囲気を楽しみたければパンプローナはお薦めです。町並みも美しく緑が多いのも良いです。
さて次回は、パンプローナからはバスに乗ってワインの生産で知られるリオハ州のログローニョを再訪します。