イタリアで最も美しい村の一つに選ばれたサルデーニャ島ボーザ
バルセロナからフェリーで上陸したイタリア・サルデーニャ島。前回は一大観光地のアルゲーロでした。
今回はボーザ(Bosa)まで向かいます。
ボーザまでの道のり
アルゲーロからボーザまで電車は通っていないのでバスで移動します。海岸沿いを通るルートで景色が素晴らしいです。
一時間ちょっとで到着。ボーザは海岸もありますが、旧市街は3kmほど内陸に入ります。
ランチはモダンなサルデーニャ料理
着いたらランチ時間なので宿泊先近所のレストランへ。下調べもろくにしないで行ったので、頼んだら今どきのビジュアルのお皿が出てきました。
前菜のイカ、セロリとボラのからすみ(Bottarga di Muggine)。
イカはシート状で生っぽいです。上に乗っているオレンジ色のものがからすみ。ボーザから少し南に行ったところが有名な産地だそう。からすみはスペインにもあり、日本のものより固くて乾いた感じですが、これは日本のものにかなり近いです。「あ~そうそう、からすみってこういう味だった!」と懐かしくなりました。日本のからすみは長崎を通じて地中海・エジプトあたりから伝わったとのこと。
メインはポークとマッシュポテト。マッシュポテトがほぼ液体。
もう一つのメインはサルデーニャ風子豚のロースト、ポテトとチャード。
ポークは両方ともかなり脂がのっていました。一応サルデーニャ名物はいくつか試してみたかったので、とりあえずここで達成。
ボーザのまち歩き
ボーザはイタリアのランキングで「イタリアで最も美しい村の一つ」に選ばれたことがあるそう。それだけあってとってもカラフルでキュートな町並みです。旧市街はそれほど大きくはないですが、狭いエリアにギュッと詰まっています。
植物が生い茂っていていい雰囲気を醸し出しています。
商店が並ぶ通り。
所々に緑があるのがいいです。
頭上に吊るされているのはアートかと思えば、漁の網でした。
旧市街の中心の広場は一番賑わっているエリア。
とにかく小路がカラフルで楽しいです。
建物を突き抜ける通路も雰囲気があります。
旧市街の裏の山にはマラスピーナ城の城塞がそびえます。
城塞まで登ってみました。山は住宅が並んでいてこちらもカラフル。
ポストまでもがレトロでキュート。
登り切るとのどかな景色が一面に広がります。
旧市街を見下ろすと、いかにカラフルか分かります。
観光客は北ヨーロッパからの団体を含めチラホラだったので、のんびり雰囲気を楽しめました。この次のサルデーニャ第一の街カリアリからナポリ、シチリア島、ギリシャ全般とにかく観光客の数が多くびっくり!5月下旬から6月初旬の話なので、7〜8月はどうなるの?という感じでした。混雑具合についてはまたそれぞれの町の記事で書きたいと思います。
ボーザのネコ
ボーザでもそこそこネコに会いました。
ちょっと警戒しているネコ。
屋根の上から下界を覗くネコなど。
途中クロネコさんが道案内をしてくれました。
時折振り向いて付いてきていることを確認。
とある家の前で止まりました。
どうやら夕ご飯の時間。
ネコは旅行中移動するごとにどんどん増えていきます。
どうやら犬フレンドリーでもあるボーザ。スーパーのショッピングカートに犬を乗せられるようになっていました。ここスペインでもバルセロナ当たりは一般店舗は犬OKですが、スーパーなど食品を扱う店では珍しいこと。下の白いバスケットに犬を乗せるようです。
ボーザからカリアリへ
翌朝、ボーザからは近くのMacomerという町までバスで行き、そこから電車に乗ってサルデーニャ島南部にある島最大の都市カリアリへ向かいます。
ボーザからバスに乗ると見えるボーザの町の全景。青や黄色のカラフルな建物が見えます。
バスの車窓からの眺め。
45分ほどでMacomer駅前に到着です。Macomerの鉄道駅は素朴。
国鉄、Trenitaliaで1時間半強かけてカリアリまで。
ほぼ内陸を通っていくルート。
あっという間にカリアリ到着です。
今やスペインでもほとんど見なくなった古い車両が駅に停まっていました。まだ現役で走っています。
終着駅の構内にはSLが展示してあり、人通りも多く、サルデーニャ第一の街に来た!という感覚。
駅舎は港の近くにあり立派でした。
次回はカリアリ旧市街などを廻ります。