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カタルーニャの影響色濃い、サルデーニャ島の一大観光地アルゲーロ

バルセロナからフェリーで渡ったサルデーニャ島。前回はサッサリでした。

今回はサッサリから電車に乗ってアルゲーロ
に向かいます。

電車の車窓からはのどかな田園風景。

アルゲーロはビーチもあることもあり、サルデーニャ島の一大観光地だそうです。


スペイン・カタルーニャの影響

アルゲーロ(Alghero)という名前は海藻を意味する“alghe”が由来だそう。 11世紀にジェノバ人によって漁村として作られ、その後13世紀にはスペインに位置するアラゴン王国(現在のアラゴン州、カタルーニャ州、バレンシア州が主な領土)がカタルーニャ人とともにサルデーニャ島を植民地化。

特にアルゲーロはその影響が今でも色濃く残り、カタルーニャ語が今でも使われているそうです。それもそのはず、14世紀にはアルゲーロの原住民を追い出してスペインから渡ってきたカタルーニャ人が移住し、18世紀にサヴォイが支配するまで、カタルーニャとして栄えていたそうです。実際に、看板などを見てあれ?と思ったらカタルーニャ語だったということが何度かありました。

食べ物もレストランのメニューにパエリアなどのスペイン料理がありびっくり!正直、外国を満喫したくてカタルーニャ州のバルセロナからイタリアに来たのに、来てみたらカタルーニャ文化があちこちに。

スーパー大活用のランチ

宿泊先にキッチンが付いていたので、到着後のちょっと遅いランチは近くのCo-opで買って来ることにしました。島なので物価はイタリア本土より高めで、コーヒーなどイタリアのものでもバルセロナのほうが安いというものがあり衝撃!

アーティチョークのマリネ、タコとじゃがいものマリネをお惣菜セクションで。

肉売り場で売っていた生のポークのベーコン巻きを調理して、あとはパン。

長期旅行は食べ物に飽きやすいので、キッチンがあるたびに出来るだけ調理を心がけました。調味料などに限りがあるので手の込んだものは作れませんが、スーパーや市場で地元食材を買って食べるのも楽しいです♪

アルゲーロのまち歩き

さてランチのあとはまち歩き。宿泊先から海の方を歩いていくとこの眺め。

まだ泳ぐのは早いかなと言う感じですが、初夏真っ盛りという気候でした。

海岸沿いを北上していくと旧市街にある要塞が見えてきます。ヴェネチア帝国支配下だったクロアチアやモンテネグロの海岸沿いの町思い起こします。

要塞がいかにもスペイン。北側はスペインが占領していたモロッコの海岸沿いの町エルジャディーダを思い起こしました。

コンパクトな旧市街ですが、お土産屋さんやレストランがたくさん!赤いサンゴが有名らしく、ショーウィンドウにずらりと並びます。

突き当りには教会の塔。正直スペインと言われたら、そうだねと返してしてしまうと思います。

夕暮れ時にハーバーから見た旧市街もキレイです。

かなり保存状態の良い立派な要塞。

ハーバーもこの通りオレンジに染まりキレイ。

アルゲーロのワイン

ランチが遅くあまりお腹が空いていなかったので、車で5分くらい行ったところにあるワイナリーのショップ兼ワインバーが中心近くにあるので行ってみることにしました。La Cantinaというワイナリー。

グラスは4〜6ユーロほど。

ドライな白を頼みました。

びっくりしたのがハムやチーズのプラターが追加料金無しでついてくること。Pane Carasauと呼ばれる極薄クラッカーはサルデーニャのスーパーなどでも売っていて、レストランでも一番最初に出てくる品でした。サルデーニャの名産だそう。

二杯目も「プラターいる?」というので「いる!」と即答。更に同じのが付いてきました。これならかなりお得。ワインはあまり高いものはなかったのでまあ普通でしたが、これですっかりお腹いっぱいになってしまいました。

アルゲーロのネコ


そしてアルゲーロでは何と子猫を含め5匹まとめて。

旧市街の井戸の上で地元民から餌をもらっていたネコ。

残念ながら数はそれほどいませんでした。

次は少し南下してアルゲーロからの日帰り旅行にも人気のボーザへ。


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