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空想科学ファンタジー小説「モモ」

ミヒャエル・エンデ作の児童文学

『モモ』を読んだ。

児童文学ながら、大人でも深く考えさせられる内容。

この本に出会ったのは、見えない何かに導かれてるような流れだった。



きっかけは不思議なご縁

ご縁の一つ目。

カラオケ会で宇多田ヒカル「First Love」を歌ったら、ドラマの主題歌だったよねと「魔女の条件」の話題になり、同脚本家・遊川和彦さんの別ドラマ「35才の少女」に登場した児童文学『モモ』をおススメされた。

その場でスマホで検索し、図書館で借りてみようかとふと思った。


二つ目、そう思い浮かんだにも関わらず、借りるのを先延ばしにしていた。

すると、「夢を諦めない生き方」という関連なさそうなYouTube動画視聴中、ミヒャエル・エンデさんの話題が出て、ビックリ!!

この時は、映画にもなったもう一つの物語、

果てしない物語(ネバーエンディングストーリー)

が大好きだという内容だった。

私もこの映画が大好きだった。懐かしい。

ここ2、3日でミヒャエル・エンデさんという滅多に出てこないキーワードが頻出したので、神様が読めということだな!と確信して、図書館のサイトですぐ予約した。(在庫あった❣)

こういうご縁は、すぐに動くと流れるように物事が進む。不思議だなぁ。

時間とは一種の音楽みたいなものよ~モモより~


アシュタンガヨガと共通点があったセリフ

主人公のモモには二人の友だちがいて、その一人が道路掃除夫ベッポ。

ベッポは小さいモモに、仕事を例にして、哲学的な話をした。

「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸いきのことだけ、つぎのひと"はき"のことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」


「すると楽しくなってくる~(省略)~たのしければ仕事がうまくはかどる。…気がついたときには、一歩一歩すすんできた道路が全部終わっとる。どうやってやりとげたかは、じぶんでもわからん。」


ここは本当にヨガ哲学的。アシュタンガ的。

ヨガの朝練がいつもこの状態だったら、きっと気持ちがいいと思う。

練習終わりが毎回こんな感じだったらいいのに!


時間を司るおっさんと時間を奪う灰色の男たち

物語が進むと、時間を司るマイスター・ホラと時間を奪う灰色の男たちが登場する。

ファンタジー小説と思っていたのに、急に現代の問題と重なるストーリー展開になって、ますます、物語にのめり込んでいった。

どこにもない家⇔時間貯蓄銀行

マイスター・ホラ⇔灰色の男たち

対立というより、存在目的の違いでこうも印象が真逆なのかと、文章と表現方法に感心する。

どちらも人間ではないの。

灰色の男たちは、現代ではそうだなぁ、人々を眠れなくさせるくらい依存させるスマホとか。

時間を奪っているのよね。

中毒が重くなると、お風呂に入らなくなったり、食事も雑になったり、日常生活に支障をきたすくらい。

時間の国、行ってみたい

時間を奪うものからどう距離をとるか

私はパラレルワールドとか時空のおっさん系の不思議話が大好きで、寝る前とかボーっとしているときに、この世の中に誰もいなくなったらどうするか?とか時間が止まったらどうするか?を妄想する。

有名どころだと不思議の国のアリスも似ている童話。

童話や児童文学だと、表現や描写がメルヘンチックで楽しいんだけど、現代の問題に意識を向けると、もはやサスペンスやホラー恐ろしくなる。


現代では、例えばスマホ・PCなしではとっても不便な生活になる。

最近のマイブーム、電子コード決済や友だちとの連絡ツール。

アシュタンガのオンラインレッスン。

なくなったら、とても困るよ。


失くせないなら、上手に距離をとるしかないと思う。

だから、夜八時デジタルデトックス、だから、アシュタンガヨガの朝練なんだと思う。

モモを読んで、ヨガをやっている理由をまたひとつ見つけた。


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   愛だけがある。

 全ての存在の根本に愛がある。

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はぎ/yogaインストラクター
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