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綿津見
2018年7月31日 15:07
2018年7月の短歌、15首。 ------------------------階段を降りる衣服が風を受けこれを私の翼と呼ぼう 夢じゃないよってあなたを抱きしめてそのままいつか眠りに落ちる あの夏があまりに遠く七月を四季で呼べないままでいるのだ 未明、ただひたに眠れぬ網膜を砂嵐にて覆い隠した PCを強制終了するようにさよなら今日の全部が終われ、── 40
2018年7月1日 00:37
2018年6月の短歌、18首。----------------------もうやさしい夢さえ要らない起きるまで眠っているから起こさないでいて満月の次の夜でも完璧に見えるし良いよってキスさえ出来るクロスフェードばかり聴いてたアルバムを平熱を一度上げて紐解く今やさしい光の風に包まれて誰に聞かせることもない歌遠雷が聞こえたような気がしたの瞼を上げてわたしに戻る空が白い方へ