勝てる環境をつくれ ~今、七人の侍を観る~③
邦画「七人の侍」を観た、お話の続きです。
これは戦国末期の寒村を舞台に、盗賊野武士に苦しむ村人が7人の「浪人侍」をスカウトして、村を守り抜く物語です。
村を襲撃する野武士は百戦錬磨の40騎、おまけに種子島と呼ぶ火縄銃といった当時の最新兵器を備えています。
対する村人は数こそ多いものの、武器はかつての落ち武者狩りで分捕った武具に加えて、主力の武器はせいぜい竹やり程度、おまけに組織的に戦うノウハウもありません。
野武士とまともにぶつかれば、負けは目に見えています。
そこで、田に水堀をめぐらせ、村の入り口に馬防柵を設けます。
押し寄せる騎馬武者を数騎だけ村に入れては各個撃破して、敵の数を徐々に減らしてゆく戦術です。
火縄銃を奪ったり、最後は豪雨のぬかるみで馬の足取りを鈍らせ、壮絶な乱戦の果てに、ようやく戦いが終わったのでした。
さてさて、自分にしっかりとした「強み」があれば、自信をもって戦いに挑めます、が…、そんな強みはなかなか手に入りません。時間とお金がかかるのです。
・圧倒的な強みがなければ、全滅覚悟で賭けに出るしかないのでしょうか?
・その前に強みを活かせる戦場や分野はないでしょうか?
・自分を助ける手段・ツール、支援者はないでしょうか?
良き助言を得て、一心不乱に知恵をめぐらせれば、死地に活路が見えてくるかもしれません。
この話は次回で最終回です。