【読書メモ】生きのびるための事務/坂口恭平

これは夢を現実にするためのノウハウ(事務)が詰まった本でもあるし、事務職会社員である私が事務の定義を再認識するきっかけにもなった本でもある。
(本編と関係ないけど、これを読んだ直後に理想のスケジュールを書き出し程度には影響を受けていたのに、いまこのnoteを書き出すまでにSNSやLINEトークを挟んだせいか、クリアだった思考が少し霞んだ感じが… いやほんとSNS使い方変えていかないとな。。)

描くべきは将来の夢じゃなくて将来の現実

  • ビジネス現場でよく聞くasis tobeギャップの認識みたいなものかな?理想と現実の差分を埋めていく試み

  • ふんわりとしたイメージではなく、行動に移せるまで具体的なイメージに落としていくのも<事務>

  • とある研修で、理想の自分や生活をイメージしながら雑誌の切り抜きを集めてコラージュを作ったことがあるけど、そのときも「これは自分にとっての現実であると言い聞かせて集める、そしてそれを実現するための行動を取っていく」というところまでセットで教えられた気がする

  • 行動に移す前のイメージの話になってしまうけど、将来の現実を可視化するという意味では共通しているのでは?

自分の仕事における事務

  • 〜〜したい、なんかこういう感じの状態になりたい、という目標に向かうための具体的なプロセスが事務、と私の中では定義している。

  • 私が仕事の中でやりたいのは、「事務」に落とし込んだあとの作業ではなく、「事務」に落とし込むまでの設計(そもそもこれがこの本でいうところの「事務」か)なのだと気づいた。

    • これはいわゆるオペレーション企画?安定稼働、安定着地のための仕組みと手順を考えるのが好きだった。

  • 事務職ってぱっとしなくて、あ〜今日も私がやってるのは退屈な事務だわ〜と思っていたけど、この本でいうところの「事務」(目標に向かうまでのプロセス整理)だと思うと楽しくなりそう。私の最近のはずっと量と時間とギャップの可視化。まさに事務。

タスクをとにかく具体的に書き出し、段取りを立て、あとはロボットのように実行する

  • これはとある上司が、仕事の進め方としてアドバイスしてくれたことで、事務職である私が今でも大事にしている行動指針である。

  • 「あとはロボットのように実行する」の部分がポイントで、書き出しと段取り設計はすでに終了しているので、実行段階では迷いなく手を動かせる。スピードが上がる。

  • 生きのびるための事務と通じる部分がありそうなのでこれもメモ。

定期試験対策も事務

  • 家庭教師をしていた時代がある。当時無意識にやっていたことだが、テスト期間と範囲が発表されたらすぐに生徒とやっていたのが「取り組むべき問題のページ数と可処分時間の可視化」だった。

  • これって相当「事務」じゃない!? 私、生徒に事務を教えていたのね〜間違ってなかった〜と思わぬ確度から自信が持てたw

  • ただ事務を徹底しても、それを実行できるかどうかは別の話で、そこの難しさはある。この本のメインはそこではないし、坂口さんは事務を指導するジムの存在は必要でも行動に関してのそれは必要なさそう。

仕事と労働をないまぜにしていないか?

  • たぶん一般的な感覚では、夢を叶えるための日雇い労働も「仕事」に入れてしまいそうだけど、それは単なる「労働」であるというのは、さりげなく言及されているけど重要な視点な気がする。

    • この本でいうとイベント会場の設営が労働、絵を書き文章を書くのが仕事。ただイベントプロデューサーになりたいなら設営も「仕事」になりそう。

  • 前職でお世話になった上司から、転職後の仕事を「それは労働だね」と言われたことがある。当時私は大企業から小さなスタートアップに転職し、顧客対応に追われ続けていた。ただ顧客のクレームに対して返信しているだけで疲弊していて、自分の中に何も積み上がっていなくて… それはたしかにただの労働だ、とハッとさせられたのを今でも覚えている。

  • そのあと前述の家庭教師の仕事をバイトで始めたのだけど、私の中で「これは労働ではない」という自信があった。人を育てるって面白いよね、教育は掘り下げ甲斐があるよねとその上司も当時肯定してくれて嬉しかったな〜(上司推しw)

    • もしそれも労働だと言われたとしても、そのときはきっと反論しただろうな。

  • 1on1の教師業は今でもまたやりたいし、当時もこれは無償でやっても面白いと思っていたので、もしかして私にとっての仕事はこのジャンルかも?

さて、私の将来の現実は?

  • 書き出し中!

  • 朝の時間の使い方については将来の現実が具体的にイメージできたので、早速今日からやってみている。これも書けたし。いいですね、私!



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