PMSと鍼灸治療〜心と身体編
神戸鍼灸院
unはさみとおきゅうときどきおはり【アン】
《PMSの鍼灸治療のすすめ方》
『PMS』最近ではテレビのCMなんかでも度々登場するこのワード、女性の生活リズムの中ではついてまわるこの不快なPMS。
PMSとは『月経前症候群』といって、月経前にさまざまな不快な症状、
例えば頭痛、吐き気、倦怠感、気分の浮き沈みなどなど、人それぞれ症状のパターンや不快の強さは違いますが、そんな多岐にわたる症状をざっくりわかりやすく名乗ったものがPMSです。
その中でも特に気分の浮き沈みや鬱症状、精神的な症状が強く現れるものについては、『月経前不快気分障害』というものです。
どちらにしても、鍼灸治療で軽快していく可能性が高い女性特有の症状になります。
両方とも女性の敵ではありますが、この敵とうまく付き合っていく方法と鍼灸治療のはじめ方をこれから書いていきますね。
《PMSと鍼灸治療のすすめ方》
PMSと鍼灸治療については、治療にあたる先生で考え方もさまざまかと思います。
私は、とにかく女性ホルモンに左右されがちなこの28日間（人によりさまざま）の波バランスを、
患者様の状態と症状、またその現れ方などを大きく把握することから入ります。
PMSといっても生理直前に症状が強くなる場合もありますし、1週間くらい前から不快症状がある場合もあり、人それぞれなんです。
また生理不順の方の場合はそのあたりと連動して治療をすすめていくようになります。
やはりまずは定期で3回、約3週間くらいのタイミングで通っていただき鍼灸治療の効果やお身体と心の変化を聞きながらしていきます。
3回という目安は、まずは患者様の状態を把握するため、また患者様に合った鍼灸治療の方法を模索するために最低限必要になる期間だからです。
《PMSの鍼灸治療で大切なこと》
PMSの治療に限ったことではありませんが、闇雲に通ってもらって鍼灸治療をすすめていくことで、患者様が鍼灸治療というものに対して理解が追いついていかず、何に良くて、何をされているのか全くわからないまま60分過ごし、料金を払い帰っていくことになります。
この一回で抜群の効果があった場合以外は、患者様にとっては辛い時間になってしまうのです。
鍼灸治療そのもの、そしてその効果についての認識がない患者様に対して、治療家として大切なこと、
一つは『今の辛い症状がなぜ起きているのかの説明』と『それに対する鍼灸治療のすすめ方』
そして『どのように改善していくのか』
が患者様への安心に繋がっていくと考えます。
《初めての患者様へ》
3回目までに患者様へする鍼灸治療の説明と患者様自身のお身体や心の変化に対する応答、これからの流れを少〜しずつ知っていってもらいます。
専門的なことというよりは、患者様が鍼灸治療に対して、また自分自身の症状に対して疑問に感じることや違和感を取り除いてあげる3回になります。
もちろん、3回で絶対治るということではありませんが、患者様自身が納得して鍼灸治療とそしてPMSの症状と向き合ってもらえるようになります。
そして、3回の間に何らかの鍼灸治療での変化が現れてくれるからです。
鍼灸治療を続けることは、『他力本願』ではなく、患者様自身が『自分で自分を整える』ことでPMSの症状が軽快していくと考え、鍼灸治療をしています。
鍼灸治療とは『患者様の精神と共にあり、患者様の治すチカラを引き出していくこと』
神戸アン鍼灸院でのPMSへの鍼灸治療は患者様とともに治す鍼灸治療となります。
人生の辛い時期にいつでもそばに…♡
なかなか良くなっていかない症状があればいつでもそばに寄り添います。
次回は、PMSの科学的根拠、またそこから分かる鍼灸治療の考え方について書いていきますね。
皆さんに、PMSの辛い症状になぜ鍼灸治療が有効であるのかを分かりやすく説明するお話しになっています＾＾
詳しくはホームページ、インスタグラムをご覧ください。
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