1月15日
年末年始に実家に帰った時、母がこれいる?と聞いてきた。
いきいきとした緑の葉を沢山つけた
スパティフィラム。
母は長年この植物を育てていて、
実家にこのサイズの鉢が2つ並んでいた。
ひとつ持って帰ってもいいよ。と言われ、
ありがたくもらって帰ることに。
一人暮らしをしている家では、稀に気が向いた時に花屋で花を買って飾るくらいで、観葉植物はない。
花は綺麗なのは数日で、すぐに枯れてしまう。
花びらや花粉が落ちたりするのも面倒。
水を換えるのも面倒。
いつしか花は買わなくなった。
最近は100均や雑貨店でも小さくてかわいい観葉植物を売っているが、こんなの置いたら雰囲気出るだろうな〜と思うだけで、買ったことはない。
ズボラ過ぎる生態ゆえ、
細々したものを部屋に置くことがあまり好きではない。
細々としたところに埃が溜まって行くと思うと、それだけで気が滅入ってしまう。
しかし、この子は母が丹精込めて育てた植物。
立派に生い茂る姿は「生きている」という感じがする。
部屋に置いても凄く映えそう。
持って帰る際に母に育て方を習う。
母曰く、冬の間は水はそんなにあげなくても大丈夫。
夏も毎日あげなくても平気だという。
聞く分にはとても育てやすそうだ。
しかし、この子は「育つ環境」を選ぶらしい。
母は以前からスパティフィラムを大きく育てては株分けし、母の実家やママ友などに譲ったことがあるらしい。
しかし、何故かどこに譲っても、譲り先で枯れてしまったという。
それを聞いて、ズボラ人間の私の家でもきっと枯れるのではないかと思った。
母曰く、話しかけたりしながら育てたら良いとかなんとかで、「まあ、最終的には育てる人の愛情よ」と言っていた。
一人暮らしの家に持って帰ってきて数日経つ。
ズボラのため、言われた通り水をあげずにいたら、3日ほど前に葉がしなってきたことに気づいた。
慌てて水をやり一晩すると、たちまち葉は元気を取り戻した。
スパティフィラムの育て方をちゃんと調べると、寒さには弱く、朝日に当てるのが良いらしい。
なので最近は毎日出勤前に窓際に移動させ、
帰宅すると窓際から離す。
絶対放置して枯らしてしまうと思っていたけど、
意外にもこまめに世話をするようになっている。
初夏くらいになると白い花を咲かせるそうだけど、
そこまでうまく世話できるだろうか。
そんなわけで、うちは緑の同居人と暮らしている。
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