【睡眠構造の加齢変化】
Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!
・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!
前回は、食事によるエネルギー代謝の変化が睡眠の質にもたらす影響についてお伝えしました!今回は、睡眠構造の加齢変化について考えていきます!
睡眠構造の変化
年齢を重ねて高齢になると、朝早くに目が覚めたり、トイレが近くなって途中で目が覚めたりしてしまいますね。高齢者には高齢者特有の睡眠障害があります。それはさまざまな睡眠関連因子の影響が重なることで生じてしまいます。例えば、ホルモンバランスの変化として、メラトニン分泌量の減少も関与しています。
結果的に、睡眠構造は年齢を重ねるごとに浅くなっていきます。浅くなるといっても、浅い睡眠と言われる「レム睡眠」が少なくなるわけではありません。レム睡眠時間は少なくなりますが、大きくは変わらずノンレム睡眠のstage1〜4のうち、stage3/4の深睡眠の時間が少なくなっていきます。年齢を重ねても睡眠の質を保つために考えなければいけないのは、いかに深睡眠の時間を確保できるかということです。深睡眠は、寝初めてから最初に到達する睡眠段階なのでまずは、いかに深く眠りに入ることができるか、環境と生活習慣を整える必要があります。
高齢になってから気をつけたい昼寝時間
夜間の睡眠の質を担保するために昼間の行動も重要です。退職すると、活動量が少なくなる方が多く、身体的疲労が少ないと身体からの睡眠欲求も低くなりがちです。また、昼寝をする方も多いですが、そのとき気をつけなければいけないのが昼寝時間です。
昼寝をすること自体は勧められますが、30分以上寝てしまうと睡眠欲求が解消されすぎてしまい夜間の睡眠は浅くなってしまいます。これは若い人にも同じですが、高齢者の方でも30分以内の昼寝の方が夜間の睡眠の質が高かくなることが報告されています。
時間があるからといって長く昼寝をすると、夜間の睡眠が浅くなり、次の日の朝起きたときに寝不足感がある。その寝不足感を解消したくてまた昼寝を長くとってしまうと悪循環が生じてしまいます。昼寝の取りすぎが認知症に影響することも報告されているので、30分に留めるようにしていきましょう!
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