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猫を抱いて象と泳ぐ
小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」という本を読了しました
チェスというものをしたことがなかったので、ルールも駒がどうたちまわるのか
知りませんでした
チェスというものがこんなにも1編の詩のようにもなるのだということを教えていただけました
たおやかで密やかに行われる静かな対局
私の対局とよべる経験はオセロしかありません、白と黒が共通点です
なぜこんなにも慎ましいのだろう
過不足なく、不満もなく、哀れみもない
自分に与えられた場所はここなのだと、自らを収めてしまえる
言葉で補う必要もない
穏やかで静かに、慎ましく密やかに「そこ」にいる
ただそれを言葉にするので精一杯でした
余計な言葉で侵したくないそんな1冊でした
機会があれば、みなさま手にとってみてくださいな
そして1冊の海に身を任せてみてください