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小海 淳
2015年9月24日 12:49
雲の速さにおびえて顔を伏して歩く子らこんな天気では獣たちも干からびていくだろう私たちはどうしてこんなに途方に暮れているのだろう吹き飛ばされた人人を何もできず見送ることにさえ私は罪を感じなかったのに今このなんでもない時になって私はすべてを贖いたいと思う風の吹くことを私はおまえに謝らなくてはいけない空の高さを
2015年9月19日 00:06
うしろ手に扉をしめて手さぐりに歩きだすと扉の向こうでざわめきが遠く聞かれた私はおまえを置いていくはだしの足から心の底まで冷えてしまった私は自分と暗闇との区別がつかない足取りとともに私はこころをなくしていった私はそれでも歩をゆるめることはなかった