【中医学】朝起きた時の足首のこわばり
【相談】
年齢:50歳
仕事:デスクワーク
食事:若い頃は、肉食、甘いもの好きで合ったが、今は野菜中心
運動:毎日2キロのウォーキング、週1のバドミントン
入浴:湯船に毎日浸かる
睡眠:問題なし
昨年ごろから右指先のこわばり、数日前から左足首のこわばりがあります。
両足首とも固く、回すとパキパキ音がなります。
【結論】
舌診、脈診の結果、経絡がすごく硬い、詰まっている状態です。
痩せていて、見た感じ柔らかいむくみではなく、固くリウマチのようなむくみになっています。
1)寒くなると固まるむくみ
むくみは、秋から冬にかけて固くなります。
手指先が、こわばったり、足首がこわばってパキパキ音がなります。
むくみとは、体の中の水たまり。
若い頃は、サラサラしていますが、年齢とともに粘り気が出てドロドロします。
例えるなら、
若い頃は、水のりのようですが、年を取るとスティックのり状に固形化します。
むくみは、食べたものからできています。
米、芋、パン、パスタ、ラーメンなどの糖質や揚げ物、バターなどの動物性脂肪からできています。
若い時は、体の中を血液が停滞することなく、循環していますが、年を取ると臍から下に老廃物が沈澱します。
体の中のむくみは、臍から下に起こり、その中に今まで食べたものが老廃物として沈澱します。
その沈殿物は、秋から冬の寒さで指先や足首で固形化します。
例えるなら、
冷蔵庫から出したカチカチのバターのように固まります。
2)肌が乾燥するのはなぜ?
むくみが寒さでカチカチのバターのように固くなると、血液の流れが悪くなります。
血液は、各組織に栄養と潤いを与えてくれる仕事をしています。
血液の流れが悪くなると、手指先がカサカサしたり、パックリ割れます。
かかとが正月15日の餅のように、カサカサパックリ割れるのは、血液が届いていないからです。
3)じゃあ、どうすればいいのか
問題:正月15日の餅は、どのようにして食べますか?
想像して、カチカチです。
答え:お湯に入れてふやかす
体の中のカチカチのむくみも同じです。
クリームを塗って外から保湿するのも良いです。
しかし、根本治療は、
step1:固くなったむくみを柔らかく溶かす
step2:血液の巡りを良くしてむくみを回収する
step3:余分なむくみを汗や尿で体の外へ出す
この3つのstepが大切です。
20年かけて積み重ねたむくみは、20年かけて掃除します。
結果が出ないと人は焦ります。
ここで大切なのは、
・効率的な努力をしているのか
・方向が間違えていないのか
健康山の案内人に確認すること。
1人で健康山に登ると道に迷います。
体の中は、ブラックボックスではありません。
必ず原因があって、病気という結果があります。
医師や薬剤師のいうことは、参考にしても良いですが、鵜呑みにしないこと。
ネットにある健康の知識を、自らの経験で咀嚼して、知識を知恵に変えることです。
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