【中医学】食べ過ぎから起こる腰痛
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【相談】
「ギターの練習しているから、今日は腰が痛いんです。
昨日は、飲みすぎました。この3日結構お酒飲んでいます」
このアラフィフのお姉さまは、夜中の1時にラーメンを食べたり、浴びるほど酒を飲んだり、結構やんちゃです。
体を触ったら、あちらこちら経絡が詰まってカチカチ。
2日後に遠出する予定があるらしく、とりあえず自分でできる応急処置の方法を教えました。
1)複数の原因が重なって病気という結果になる
「食べ過ぎで病気になるんですか?」
と驚くアラフィフのお姉様。
答えは、なります。
西洋医学的に解説すると
胃は、食べ物が入ると背中側にも膨らみ、腰の筋肉を圧迫し、血の流れが悪くなります。
中医学的に解説すると
食べ過ぎで、胃の経絡が詰まると元気の気と血の流れが悪くなるので、あちらこちらに不調が出ます。
食べ過ぎで膝が痛くなる人もいれば、腰が痛くなる人もいます。
人が病気になるパターンは2つ。
①食べ過ぎ、飲み過ぎが原因で、体の内側の内臓から病気になる
②寒さ、暑さが原因で体の外側の経絡から病気になる
2)経絡が詰まるとは
中医学では、経絡という言葉がよく出てきます。
経絡とは、人間の体の左右1本ずつ走る線路(電気の線)をイメージしてください。
1本の線路ですが、心臓や肺など12個の臓器や組織を管理しています。
この経絡が、どこかで渋滞や脱線すると体調不良が起こります。
例えば、
東海道新幹線、中国新幹線、九州新幹線のように1本の線路ですが、管理する会社が異なります。
ツボは、駅に例えることができます。
有名なツボは、東京駅や大阪駅のようなもので、たくさんの元気の気や血が流れるので、交通渋滞を起こさないように管理する必要があります。
そして、食べ過ぎや足の冷えにより、胃の経絡や膀胱の経絡が詰まると、痛みのサインで、体に教えてくれます。
人の体は、病気にならないように、痛みのサインで体のメンテナンス箇所を教えてくれるようにプログラムされています。
そのため、痛みがあるときは、薬で痛みのサインに蓋をするのではなく、なぜ痛みのサインが出たのか原因を考えましょう。
体は、地球上での取り替えができない乗り物です。
例えるなら、車と同じ。
定期的にメンテナンスをすれば、健康で美しい状態を保てるのです。
3)自分でできる応急処置とメンテナンス方法
①冷たい場所と熱を持っている場所を知る
②筋肉や筋が強張っている場所を知る
右側だけにカバンを持つクセ、巻き肩で猫背の座り方のクセ、無意識の時にへの字に曲がった口角。
人は、自分が気づかないたくさんのクセがあります。
その偏った筋肉の使い方によって、皮膚や筋肉の上にある経絡(電車の線路)が詰まります。
【応急処置】
痛みがある時は、その場所よりも遠い場所から優しく柔らかくほぐす。
【日々のメンテナンス】
硬くなる場所や冷たい場所は、多くの場合、いつも同じ場所に出ます。
普段から湯船に浸かった時に、優しくほぐしてあげましょう。
仕事が忙しい時ほど体のメンテナンスは大切です。
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