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【詩集】空をおよぐ、海をとぶ。

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30代に描いた詩
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2021年2月の記事一覧

【詩】渦

きれいな物を見たら 次は、もっときれいな物を見たくなる 楽しいことがあったのなら 次には、…

高月うみ
3年前
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【詩】欲ばりさん

素敵なことは 限りないくらいに この世界中にあふれている それを 見つけることは 誰にだって…

高月うみ
3年前
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【詩】きみらしく

きみが いつもしている 背伸びも つま先立ちも ぼくの前では しなくても済むように きみが…

高月うみ
3年前
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【詩】命のかたすみ

限られている 命のかたすみで 貴方は必死に闘っていました 貴方の命が限られていると 知って…

高月うみ
3年前
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【詩】三日月

三日月の先に見えた涙 まるで心が炭酸水のちいさな泡の中にいるみたい 疲れきった体と心を隠…

高月うみ
3年前
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【詩】ぺんぺん草

学校の帰り道に ぺんぺん草を摘み取って帰ったり 甘い味のする花を摘んですってみたり きれい…

高月うみ
3年前
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【詩】ともしび

音もなく いのちの灯火は燃えてゆく ―やり残したことはないかい? あとどのくらい いのちの灯火が消えないのか それは誰にも知らないこと 今日もいい日だったと そう眠りにつくまえに 思える日ばかりではないけれど いのちの灯火が消えるまえに すべての答えに 応えることができるのか 人生が終える日に 何を論するのか ―後悔していることはまだあるだろう? 【33歳の笑顔】

【詩】凛

頬を冷たい風が通り過ぎるたびに 気持ちが凛とするような 夜の空気に久しぶりにふれたので 夜…

高月うみ
3年前

【詩】世界

この世界では あなたは、わたしではないの あなたは、あなた。 瞳にうつるもの 目の前にある…

高月うみ
3年前
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