【詩】命のかたすみ
限られている
命のかたすみで
貴方は必死に闘っていました
貴方の命が限られていると
知ってしまった
わたしは恐ろしくて
祈ることしか出来ませんでした
あの日の言動を
取り消そうとしても
それはできません
あの時の行動を
後悔しても
取り消すことなど
できないのです
だから
わたしはその日が来ないことを
ただただ祈っていました
しかしながら
貴方の限られた命が尽きたとき
何故か心をなでおろす
自分が心のかたすみに存在したことを
ひどく恐ろしく感じました
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