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夜の街は 煌びやなネオンに囲まれている 少し淀んでいて 少し現実から遠のいている アルコー…
ありとあらゆる世界に傾けた私の情熱 ほとばしる 桟橋で見かけた小さな情熱 夜中に垣間見る情…
遠く、遠い 過去のはなしなのに いまでも 思いだすと 淡く、淡い 夢心地な気分になる わたし…
赤い色が好きだった 君はいつでも青を選んだ だから私は赤い文字で青い紙に書いた 君が好き…
私の実家の 裏には山がある そこに 山があるのが 当たり前で 木の葉がこすれ合う音で眠りに…
ぽつりぽつりぱちん 気泡が上がって弾ける炭酸水を眺めていた 生まれて弾けて死んでまた生ま…
散りばめてしまった ビーズのゆくえを 瞳で追ってるとき ガラスのコップを 割ってしまった瞬間も 魔法がとける そんな感覚に陥る もしも 魔法をつかえる 呪文がつかえたのなら ビーズを散りばめずに ガラスのコップも割らずに あなたを失わずに済んだのかな 七山月子さんからのお題【魔法】 私からのお題は【炭酸】 【交換詩集】
祖母の手さげ袋には いろいろな物が入っていた 飴とか 絆創膏だとか ポケットティッシュとか …
天女が落としていく羽衣が陽に透かされて流れる風を越え木へと落ちる景色を見ていた ぬくもり…
雪が降ると 嬉しい気持ちになるから 冷たいけど 心にはぬくもりがあるよね きれいな雪の結晶…
色を分け与える 私と君と二色だ 母たちがお菓子を食べている間中 君と私は二色の色を与え合…
おんなじ 地球っていう 惑星に住んでいれば いつか 縁があったら また会えると思っていたけれ…
ばちばちと夏がひゅるうに秋来てしんと冬になる 乾杯の音頭とったら河童暴れて水飛沫 寒波の…
指って その人の人生を現わしていると そう思うの おじいちゃんや おばあちゃんの 指ってなんかすき。 そう言うと たいてい -そんなことないよ そう言って笑うんだ 好きなひとの指って いちばん触れやすい部分だと そう思うの あなたの 指ってきれいね そう言うと たいてい -そうかなあ そう言って不思議そうな顔するんだ やっぱり指って その人の人生を示していると そう思うんだ 七山月子さんへのお題は「音」です 【交換詩集】