おと
私の実家の
裏には山がある
そこに
山があるのが
当たり前で
木の葉がこすれ合う音で眠りにつき
鳥のさえずりで目覚める
それが当たり前だったのに
平坦な住宅街に住むと
木々は公園と街路樹にしかなくて
たまに無性に
木の葉がこすれ合う音を聞きたくなる
何もしなくていい
その音だけを聴いていたい
そんな気持ちになる
それだけのことだけで
心がしんみりしちゃうのには
他の理由もあることに
気付いている
七山月子さんからのお題「山」でした
遅くなってごめんなさい
次のお題は「カラフル」です
【交換詩集】
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