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介護にも上り坂⤴があるのです
こんばんは。ついに梅雨明けしましたね。
今日は母の話しを少し。
年を取るということ
人は必ず老いていくもの。それは分かってはいるのですが、一人一人がどんなふうに老いていくのか見当がつかない、だから介護には不安という「おまけ」がついてくるのでしょう。
母が我が家にやってきたのは2年前。既に母との暮しは3年目へ突入しました。
そして先日、本屋で手にした一冊のテキストを読み心にズシリと重みを感じたのです。それは、ボーヴォワールが老いについて書いた色々を紹介したテキスト※です。華麗な生き方をしたはずのボーヴォワールが、人の老いとはやっかいなものだ、そう語っていました。
気になったのは19世紀のフランスのくだりでした。
親子が同居しないフランスでは、年を取った親は子どもの近くで暮らそうと引越ししますが、結局、子どもたちは彼らにかまおうとしない、というのです。さらに、
成人は自分に依存する老人に対して、陰険なやり方で圧制をふるう。もし説得や術策によって彼に譲歩させることに失敗すれば、嘘をついたりあるいは暴力に訴えることをためらわない。たとえば、一時的に養老院へはいるように説き伏せておいて、そこへ遺棄する
そんなことが書かれています。
もちろん、それは現在のフランスではありません。けれど、アラ還のわが身にもその文字はズシリと重く刺さりました。
※ここから先は母の身に起こったことです。何度か削除を考えましたが残すことにしました。同時に2021年12月に有料記事と致しました。決して楽しい内容ではありません。年老いた親の事にご興味のある方のみお進みください。
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