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はじまりは、ほんの小さなわくわくから

私の好きってなんだろう?
私の大切にしたい軸って何だろう?


まだまだ、自分は自分のことを知っていない。
私が書く言葉だって、限られた世界のものしか知らない。
最近、noteを書いたりデザインを考えたりしていて、そう感じました。


じゃあ、私は何が知りたいんだろう?
何が好きなんだろう?


私、イギリスが好き。

今回は、そんな私の振り返りnoteです。


英国との出会い


大学進学を機に神奈川へ上京。キラキラした都会に感度。

私が通ったのは女子大の文学部英米文学科。その中で、イギリス文化を専攻しました。(とは言いつつ、そんなに専門知識を習得できていない今の私…)


英米文学というだけあって、「アメリカ」か「イギリス」の選択肢がありました。なぜイギリスを選んだのか。きっかけは、宝塚が好きで西洋文化に興味があったからという、些細なことでした。



イギリス、フランス、オーストリア、オランダ、ドイツ…


福島県にある自然に囲まれた田舎町に住んでいた私。ヨーロッパの国々なんて、本当に絵本の中にある世界。そんな憧れを知ろうと思って、大学の専攻はイギリスが中心になりました。


特に好きだったのは、某教授のイギリスの建築芸術の授業。席は決まって、教授の真ん前でした。最前列で前のめりに受けていた、唯一の授業です。

物語のように、絵画や建築の話をスラスラ〜と語る教授の姿。90分の長い授業はいつもあっという間でした。

「先生の話しているイギリスって、一体どういう世界なんだろう」


憧れは増すばかりで、思ったら行動したくなる性格の私は、イギリスへ行こうと決意しました。


大学生の自分には大きなお金のかかる大旅行。私の興味だけで親友を誘うのは申し訳ないと思い、私の下した結論は「ひとりで行こう」でした。


生まれて初めての海外旅行。

片道7時間以上の遠い国。

日本語も通じない異国の地。

それでも、知りたいという思いの方が勝ちました。

ただ少し不安もあったので、フリー旅ではなく、イギリス観光ツアーを選びました。半分ひとり旅、半分は集団旅行。大学2年?1年?ハタチ前でまだまだひよっこな私の、大きな冒険の始まりでした。


世界は本当に広かった


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Heathrow空港からバスに乗り、観光地へ向かう途中で撮った一枚です。この風景を見て、ほっとしたことを今でも覚えています。


「あ、イギリスにも私と同じ人間が住んでいる国なんだ」



目に入るモノ全てが初めてなのに、どこか懐かしく感じる。飛行機で数時間かけて遠くにきたのに、見たことのあるような景色が広がっている。世界はこんな遠くまで広がっているんだと感じました。



建物、往きかう人々、地面、バス、



いい意味で、私が想像していた通りの空間。
あー、すごい、私が知らなかった土地にも人が生きてるんだ!そんな喜びでいっぱいでした。


歴史と共存する街


その中で、いくつか印象に残っている場所を紹介しようと思います。


イギリスと言ったらThe Beatleas。ゆかりのリヴァプールは、巡った観光地の中でも、特に英国の雰囲気を味わえた場所の一つでした。

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写真:リヴァプール

(少しでも英国気分を味わうためにチェックのワンピースを着ているあたりも、当時のわくわく感あふれてるなと思いました。笑)


どの道を歩いても、優しくて心地いい。古い建物に囲まれて暮らす人々。歴史と今現在が入り混じって流れる街は、安心感で包まれたものでした。

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写真:リヴァプールの街並み


レンガでできた壁面や地面、色とりどりの装飾にうっとり。街の人たちの様子も、不思議と穏やかに感じました。人と街と歴史が共存するってこういうことなんだ。ハタチそこそこの私が、自分の肌で感じたイギリスの空間は、懐かしくも新鮮なものでした。


感動を全身で表現するって、気持ちいい


どうしてもイギリスで行きたかった場所の一つが、ミュージカル。ガイドブックを頼りに必死にチケットの買い、生のステージを観ることができました。


中でも忘れられないのが、上演の最後に生で見た「スタンディングオーベーション」です。拍手と声援の凄まじさは最高でした。


「素晴らしいかった、ありがとう」

演者に対する感情をまったく照れもせず、全力で表現できる世界。なんて人は温かいんだろう。自分も精一杯に拍手を送りつつ胸が熱くなったあの時の感動を、とても懐かしく思いました。

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写真:ロンドンのレ・ミゼラブル劇場前


小さなわくわくを信じて

他にも、ピーターラビットゆかりの地「湖水地方」、グリニッジ子午線、ウェストミンスター寺院、ナショナルギャラリー、大英博物館、他にもたくさんの観光地へ行きました。わくわくを行動にしたおかげで、知ることのできた世界でした。


写真:バスの運転手さんと

今、この記事を書きながら、やっぱりイギリス好きだなぁと感じています。

人生を変えるきっかけはすぐそこにある



そして、世界への憧れは増し、2年後、私は一年間の英国留学に踏み切りました。こんな大きな転機になるなんて、旅行を決意した時は思ってなかったと思います。


いつも、きっかけは「小さなわくわく」

自分の中に芽生えたわくわくの芽。ひとつひとつを自分が行動にするかしないか。環境や考え方は大きく影響するかもしれませんが、全て自分の選択次第。

自分の心に残っている小さな記憶を、丁寧につむぐ。
そして、

28歳の今、私がわくわくすることは何だろう?

その先に何が待っているんだろう?


そんな風に考えながら、少しずつ自分の気持ちを深く理解するのもいいな。と思います。

写真:ビッグ・ベン


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