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15.作業療法士(OT)の訓練は。。。

理学療法士(PT)と作業療法士(OT)の訓練は、発症後180日以内なら両方とも毎日受けられる状態でした。今現在は同じスパンで行われているかは不明ですが、当時はそのパターンでした。

180日が過ぎていると、保険の関係上、今日はPT、明日はOTという交互になってしまいます。なので、私が転院を急がされたのは必然だったのでしょう。

OTは、上腕・前腕・手に対してリハビリを行う人たちで、繊細な手の動きのリハをすること自体、凄い労力がいるだろうなと感じていました。

転院した時には左手で何でもこなせた

動かない右手は感覚すら鈍く、お尻の下に右手を敷いていても気づかないぐらいに感覚はありませんでした。

人間の力って凄いもので、片手がダメだと判断したら動く手で何でもこなすレベルに引き上げてしまうんですね。

実際、転院した当初から、左手で何でもやっていました。

もう右手で何かをするという行動自体、無くしてしまっていました。

OTの訓練を軽く考える

右手を潰したことは後悔していません。

軽く動かせたところで、左手のような細かい作業なんて出来ないのだから。

病気の前の左手以上に劣る右手なのだから、あっても意味はないと感じていたので。

ですから、OTの訓練自体軽く考えており、それよりもPTで歩くことに時間を割いて欲しいとOTの訓練中考えていました。

一生懸命OTの訓練をしても、元に戻らないのは分かっていたのだから、辛い訓練は受けたくないと拒否してましたね。

一切神経が通っていない状態で、手先の細かい作業のゴールなんて見えません。

左手が生き残っているから良いじゃないか。

この病気になって、早々に諦めてしまった機能回復訓練でした。

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梅津早月|うめつさつき
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