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未学習と誤学習
さっき、ドラックストアでこんな親子の会話が聞こえてきた。
2歳〜3歳くらいの男の子と、親の会話。
親「どれに決めたの?」
子「これだよ〜」
とお菓子を見せていた。
親「いいね!」
誰もいないレジに、お菓子を持っていって、バーコードをピッとしようとしていた。その姿をみた親は、焦った顔と声で
親「ダメでしょ!!」
「こんなことしちゃダメ!」
「おりこうさんにしなきゃダメでしょ!」
「わかった?」
子「はい、ごめんなさい」
この会話を聞いて、私が思ったことは、
この子は、何に対して「ごめんなさい」と謝ったのだろう?
親はきっと、まだ買ってないお菓子を誰もいないレジに持っていって、勝手にピッとしていたことを悪いことだと怒ったんだと思う。
でも、子どもは、それを悪いことだとは思っていない。ように見えた。
そして、おりこうさんにすること。この意味も分かっていないだろうな。と。
親が怒っている姿を見て、「ごめんなさい」と言っているように見えた。
去年、私は「未学習と誤学習」という言葉を学んだ。
未学習:適切なやり方をまだ知らない、学んでいない状態のこと
誤学習:誤ったやり方を学んで(覚えて)しまうこと
ほとんどの親や教員は、知らずうちに子どもたちの誤学習を手伝っていることを知った。厳しい見方をすると、誤教育を行っていることも多いらしい。
上の会話を聞いていて、
親が怒っていたら、「ごめんなさい」と言えばいい
という誤学習をしているのではないか。
私だったら、どういう会話をするかを考えてみた。
バーコードでピッとしている子どもの姿を見て
「早く買いたいよね?ピッとすると買えるもんね。」
「そんなこと知ってるんだ。すごいね〜」
「でも、まだお母さんお買い物したいんだ。もうちょっと待ってて欲しいな」
「あとで、もう一回ピッとやらせてもらおうか?」
みたいな会話をするかな〜
この会話が正解かどうかは分からないし、そもそも正解がなんなのかは分からない。でも、ピッとしたかった。早く買いたいって思った。子どもの気持ちには共感したい。そして、何かを買う時には、ピッとしたら出来ることは知っている我が子をすごいと思う!こういう状況で何を教えると、子どもにとっての次の機会に、行動出来るのかを考えてみる。私が考えたのは【ピッとするときは、私やパパと一緒にいるときにやること】をまず教えるということをする。
子どもと過ごすときに、いろんな場面が学びの場であることを意識していたい。
こんな風に考えられる余裕を持てる私でいたいと思う。
自分に余裕がないと、どうしても、今日の親子の会話のようになってしまうことは生活の中にたくさん起こるし、イライラもする。
未学習と誤学習
この言葉を学んで、私の子育てがまた楽しくなったし、子どもの行動を今までと違った視点で見て、子供との会話を楽しめるようになった。
出会えてよかった、言葉。
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