デマは例えていうと虫メガネ

直近で会わない人の近況を教えてくれたり
尋ねられたり
そうじゃなくても「あの人って…」と
話題になることがある

陰で褒められているならいい
1万歩譲って悪口があるにせよ
事実無根の「デマ」だけは避けたい

悪い憶測やネガティブな妄想が好きな人の中には
頼んでもいないのに
私生活や仕事振りに、あることないことを加えて
周りに放出していて

火のない所に煙は立たない
…そんなことは「必ず」ではない
火のない所に放火する人が現実にいる
名誉毀損で訴えて良いレベルの話が流布する

友人は、お子さんの蒙古斑を見たママ友から
虐待しているとデマを流され
自宅に自治会の班長が訪ねて来たという

自分の耳に入ったときは、火消しさえ出来ず
泣き寝入りするしかなかったと愚痴を吐く

憶測などが膨らみ流布するプロセスは
まるで虫メガネで火をつけるよう
複数の耳目や口、想像が集中し真実味を帯びる
そして無辜の民がヤケドする

マスコミは放火魔だと揶揄されるが
やはりデマを信じる「虫メガネ」があるからこそ人は追い詰められるんだと、しみじみ思う