教員☆必見【キャリアパスポート】どうなってるかご存じですか?
キャリア・パスポート、ご存じでしょうか。
教育現場で働く方々は、基本的にはご存じのはず。
名前だけは。
義務教育で働く方々は、地域にもよりますが、
すごい時間をかけて作成していますよね。
テンプレートもありますし・・・
以下、文部科学省より。
「キャリア・パスポート」とは、児童生徒が、小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について、特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として、各教科等と往還し、自らの学習状
況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオのことである。
なお、その記述や自己評価の指導にあたっては、教師が対話的に関わり、児童生徒一人一人の目標修正などの改善を支援し、個性を伸ばす指導へとつなげながら、学校、家庭及び地域における学びを自己の
キャリア形成に生かそうとする態度を養うよう努めなければならない。
教育現場で働いているけれども知らなかった人は、
ちゃんと勉強しておきましょう(^^)
読み飛ばしていませんか?
ちゃんと目を通しましたか?
えらいですね(^^)
結論から。
中学校から高校、
キャリアパスポートの引継ぎは、
うまくできていません。
私の少ないネットワークでしか確認していないので、定かではありませんが。
少なくとも現在私が勤務する高校では、
40人×8クラスがある中。
入学後、各クラス1、2人しかキャリア・パスポートの話をしてきませんでした。
「ちゃんと生徒に確認してください!」
そう思われる義務の先生方、
お気持ちお察しします。
しかし現状、キャリパスの実施は実現不可能だと感じます。
高校の先生方はキャリア・パスポートの存在は知っていますが、
入学式の時期には頭の中から消えています。
前任校も含め管理職からキャリパスの話をされたことも記憶にありません。
何を言っているのか、
現場の人間としては理解しがたいです。
習熟度の差が大きい義務教育の現場で、
キャリパスの扱いを生徒に指導するということですよね。
卒業した生徒がキャリパスを高校に提出したかどうかもわからないのに。
「教員の負担とならないよう」(笑)
高校だけで働いている教員だったとしたら、
この記事を書くこともなかったでしょう。
中学校で勤務を始めて驚いたことのひとつです。
「キャリア・パスポート」というものに、
めっちゃ時間かけてる。義務教育。
失礼ながら、知りませんでした。
学校によっては、
担任の先生方が手書きで一人一人にコメントを熱心に入れてる。
知りませんでした。私もやりました。
小学校から引き継がれるキャリア・パスポート
同じ地区のはずなのに枚数や様式が異なる。
目的を考えるとこれは別にいいのか?
いずれにせよ、まず義務の先生方には負担が大きすぎると感じました。
作業が多いとかそういうことではなくて、
「現場の判断に任されている」からです。
様式のテンプレートは文科省が元なのか、
お上から回ってきました。
しかし、上記にもある通り、
「考えられます」ってなんだ。
お考えいただきありがとうございます。
マニュアルがない状況で、
「こういうことやってほしい」を、
全国で任されているということですよね?
他県の教職員の方々、
私の偏見でしたら、ぜひ教えてください。
昨年、高校現場に戻ってきて、
キャリパスの確認は担任するクラスの全員にしました。
キャリア・パスポートの存在を知らない生徒が少なくなかったです。
中学校で勤務してあんなに時間をかけて作ったものが、
目的に沿わない形で終わりを迎えていることを確認しました。
本当に、
この現実は私の周りでしか起こっていない、
稀なケースであってほしいです。
真面目に頑張ろうとしている人が、
時間をどんどん削られて、つぶされてしまいます。
悪循環でしかありません。
お願いします。先輩方。
認識している現場の感覚を、
現代にアップデートしてください。
教員志望の数が減り続けます。
『忙しい』は『ありがたい』
これを人に押し付けることに気が付いていますか?
少なくとも私は、
まったくありがたくなかったです。
中3で担任した卒業生に確認もしました。
「回収はありませんでしたよ。」
絶望です。何時間かけたと思ってるんですか。
来年高校に入学してくる生徒は、基本的に小学校からのキャリパスも所持しているはずです。
引継ぎ方法を考える暇もなく忙しいと思います。
義務の方々は。
確認するためには「中・高連携」が必須です。
地域だけでその音頭をとるのですか?ハゲますわ。
まあ実際に私はハゲたのですが。
素敵な職場です。教育現場(^^)