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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】全国のライダーが能登・千里浜に集結!SSTRは20日まで開催中

太平洋側から羽咋市の千里浜海岸を目指す国内最大規模のバイクイベント「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー(SSTR)2024」が、10月5日に開幕しました。今年で12回目を迎えるこのイベントで、初日には全国から集まった1906台のバイクが夕暮れの千里浜なぎさドライブウェイを駆け抜け、感動的なゴールを迎えました。

ライダーたちの声—「来年は奥能登へ」

ライダーたちは、日の出とともに太平洋側を出発し、道の駅や高速道路のサービスエリアを巡りながら、夕暮れに千里浜海岸を目指します。ゴール地点では、地元住民が「おかえり」とライダーたちを迎え入れ、恒例の貝汁が振る舞われました。今年も盛り上がりを見せたイベントには、奥能登の早期復興を願う声が多く寄せられました。

愛知県岡崎市から参加したライダー(50)は、「千里浜を走り、きれいな景色を楽しめた。今年は奥能登には行けなかったが、復興したら白米千枚田や禄剛埼灯台を巡りたい」と話しました。ライダーたちにとって、奥能登は特別なツーリングスポットであり、その復興を心から待ち望んでいる様子が伺えます。

イベントを盛り上げるゲストと支援活動

特設ステージでは、俳優の高橋克典さんがゲストとして登場。オートバイ冒険家の風間深志さんとのトークで会場を盛り上げるとともに、募金箱を持って被災地支援の協力を呼びかけました。SSTRでは、毎年ライダーたちから集めた義援金が被災地支援に活用されており、今年は計1500万円が宝達志水町以北の9市町に寄付されました。5日には、風間さんが七尾市の茶谷義隆市長と宝達志水町の寳達典久町長に義援金を手渡し、被災地支援が進められています。

イベントの未来—20日まで続く盛り上がり

SSTRは10月20日までの会期中、千里浜海岸には総勢約1万4000台のバイクが集まる予定です。羽咋市内の店舗や施設では、参加ライダー向けの特別サービスが提供されるほか、今年初めて「デジタルスタンプラリー」も実施される予定です。参加者はツーリングを楽しみながらスタンプを集め、地域を活性化する一助となります。

このイベントは、ライダーたちの心を一つにし、被災地への思いを乗せた大規模なイベントとして、能登の復興を後押ししています。能登半島地震や奥能登豪雨で被害を受けた地域の人々にとって、このイベントが希望と支援をつなぐ架け橋となることを願っています。


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