【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】石破茂総理が能登にやってきた!奥能登豪雨が激甚災害指定。指定されるとどうなるの?
10月5日、石破茂総理が奥能登豪雨の発生から2週間を経て、輪島市と珠洲市を訪れました。今回の訪問は、豪雨や地震による被災状況の確認を目的としたもので、石破総理は視察後、内閣府防災担当の人員や予算を大幅に強化し、「防災庁設置へ向けた準備を進める」という考えを明らかにしました。また、同県の馳浩知事と面会し、奥能登豪雨を「激甚災害」に指定する意向も示しました。この指定により、国からの支援が拡大されることになります。
激甚災害に指定されるとどうなるのか?
「激甚災害」に指定されると、地方公共団体が行う災害復旧事業に対する国庫補助が増加します。これにより、復旧作業にかかる費用の負担が軽減されるほか、被災者や中小企業への特別な財政支援が行われることになります。具体的には、以下のような助成措置が講じられます:
地方公共団体による災害復旧事業等への国庫補助の拡充
中小企業者に対する保証の特例
被災者に対する特別な助成
指定を受けることで、地方自治体や被災者にとって大きな財政的な支援が期待されます。特に、奥能登のような小規模な地域では、このような国からの支援が復旧作業を進める上で不可欠です。
野田佳彦代表の見解
一方で、立憲民主党の野田佳彦代表も同日に輪島市を訪れました。野田代表は、防災庁の設置よりも2024年度の補正予算編成を優先すべきだという立場を明らかにし、迅速な予算の確保と即応する支援体制の強化が重要だと主張しました。防災庁設置については今後の議論が続くものの、激甚災害指定によりまずは当面の復旧支援が大きく進む見通しです。
激甚災害とは?
「激甚災害」とは、国民経済に著しい影響を及ぼし、被災者や自治体が特別な支援を必要とする災害のことを指します。激甚災害法に基づき、中央防災会議の意見を聴いた上で指定されます。今回の奥能登豪雨においては、その被害の規模が広範囲にわたっており、国の特別な財政支援が必要であると判断されたため、激甚災害に指定されることになりました。
激甚災害に指定されることで、地域の復興が大きく前進することが期待されます。私たちも、この災害を機に今一度災害への備えを見直し、地域の復興を支援するためにできることを考えていく必要があります。
石破総理の訪問や激甚災害指定が進む中で、奥能登地域の復興が一日も早く進むことを祈ります。
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