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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】自治医大出身の若い医師たちの選択と過疎地医療の現実

過疎地の病院には、自治医科大学出身の若い医師が多く勤務しています。私の母が入院していたときの担当医も、そのような若い医師でした。しかし、母親の退院の日が、その医師のへき地医療の任期明けで、彼はそのまま東京の大病院へ移ってしまいました。自治医大の医学生が在学中から公務員の身分であり、9年間田舎で勤務することで、学費が全額免除されることを初めて知り、その背景を考えると、若い医師たちの進路にもさまざまな選択があることを感じました。

地域医療に残る決断をした医師

その後、母の担当となった医師もまた自治医大出身の方でした。任期が明けた後にどの道を選ぶかは彼らの自由です。しかし、珠洲市民病院で働くある医師は、任期が明けた後も珠洲に残ることを選び、地域医療に専念しています。地方の医療を支えるためには、このように地域に根付いてくれる医師がとても大切です。その決断には大きな意義があり、感謝の気持ちでいっぱいです。

過疎地医療を支えるために必要なこと

過疎地での医療は人手不足が深刻ですが、地域の健康を守るために頑張る医師たちの存在は、本当に心強いものです。彼らが地域にとどまり、患者とともに歩む姿勢を見て、地域医療の重要性を改めて感じています。過疎地の医療環境を守るためには、このような医師たちを支える仕組みや応援する声が必要だと強く思います。

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