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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】のとじま水族館7月20日から営業再開!ペンギンなどが能登島に戻ってきた

夏休み初日の7月20日、七尾市の「のとじま水族館」が能登半島地震から約7ヶ月ぶりに営業を再開しました。午前10時のオープン前から、多くの再開を待ちわびた人々が訪れ、熱気に包まれていました。

来場者の声
開館前に訪れたある来場者は、「なんかもう泣きそうです」と感動の声を漏らしました。地震の影響で施設の配管が破損し、甚大な被害を受けた水族館は、一部の生き物を他の施設に避難させ、ショーも休止していました。それでも、再開を喜ぶ声が多数寄せられました。

「きたきた!小さいおさかな下にめっちゃおる」と、訪れた子どもたちも大興奮です。「いつ再開するんだろうと思ってずっと楽しみに待っていました。復興がちょっとずつでも進んでいるんだなというのが水族館の再開で実感できます」と語る家族もいました。

再開初日は、210種7500匹の生き物たちが来場者を迎えました。のとじま水族館は、元日に震度6強の激しい揺れに襲われ、水槽のろ過装置や配管設備が損傷し、水温や水質が調節できずにジンベエザメなど、多くの生き物が死んでしまいました。それでも、ペンギンやイルカ、カワウソなど一部の生き物を全国の水族館や動物園に避難させ、一部の設備を復旧し、約半数の個体を帰還させました。

水族館の境谷仁館長(57)は、「とにかく生き物の命をつなぐことに職員全員が懸命に努力した。一日も早く全面再開できるよう努力したい」と述べ、イルカとアシカの飼育を担当する釘宮ひなたさん(25)は、「地震直後は何から手を付けていいかわからなかった。配管の損傷部分を見つけることに一番苦労した」と振り返りました。

のとじま水族館の営業時間は午前9時から午後5時(12月1日から3月19日は閉館を30分繰り上げ)です。当面の間、高校生以上は入場料が1000円、中学生以下は無料となっています。震災からの復興を象徴する水族館の再開を、ぜひ多くの方に見届けていただきたいと思います。


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