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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】災害ごみの海上輸送が始まった!運ばれた木くずは燃料として使われる予定

能登半島地震の影響が続く中、災害ごみの処理が急務となっています。そんな中、石川県から初めて船を使った海上輸送が行われ、11日に新潟県糸魚川市の姫川港に到着しました。この取り組みは、被災地の復興を加速させるための重要な一歩です。

海上輸送による効率的な廃棄物処理
今回の海上輸送では、能登町での公費解体による木くずおよそ2000立方メートルが運ばれました。これは建物25棟分に相当し、新潟県糸魚川市の姫川港で受け入れられました。糸魚川市は今年度末までに能登町から1万8000トンの災害廃棄物を受け入れることになっています。

中間処理と再利用
到着した木くずは、中間処理施設で破砕され、その後セメント製造施設で燃料として使用されます。この取り組みは、災害廃棄物をただ処分するだけでなく、有効活用することで環境負荷を軽減する効果も期待されています。町担当者は、今後は週1、2回程度の頻度で海上輸送を行いたいと述べ、「陸路では一度に運べる量が限られる。処理のスピードはかなり上がると思う」と話しました。

今後の展望
災害ごみの海上輸送は、2016年の熊本地震でも実施され、成功を収めています。珠洲市でも7月下旬から飯田港で同様の取り組みが予定されており、市内で出た木くずを糸魚川市に運ぶ計画です。

木くずの海上輸送は、被災地の復興を加速させるための重要な一歩であり、他の自治体にも良い影響を与えることでしょう。

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