【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】奥能登の釣具店がピンチ!穴水では唯一の店が廃業!被災地でのレジャーは不謹慎?
奥能登地域では、能登半島地震の影響で多くの釣具店が厳しい状況に追い込まれています。地震による海底の隆起で釣りスポットが減少し、さらに被災地でのレジャーが不謹慎とされる風潮から、釣り人が極端に減っているのが現状です。このため、釣具店の売上が激減し、廃業する店も出てきています。
穴水町唯一の釣具店「釣侍」の廃業
穴水町では唯一の釣具店であった「釣侍」が廃業を余儀なくされました。この店は、年間を通じてクロダイ釣りが楽しめるリアス式海岸沿いに位置し、多くの釣り人に愛されていました。しかし、元旦に発生した激しい揺れで建物が損傷し、釣り人気もかげりが見られる中、営業を続けることが困難となりました。店主は「営業を続けても回復が難しい」と語っています。
輪島の釣りスポットは海底が隆起した
輪島市街の町にある「釣政」では、今年に入り、釣り人が一人も来ない日が珍しくありません。釣りスポットに向かう国道が崩落し、海底がせり上がったことで、釣り人が遠のいてしまいました。店主は「先が見通せない。やっぱり苦しい」と険しい表情を見せています。
負の連鎖を断ち切るために
地震の影響で釣りスポットがなくなり、釣具店も減少するという負の連鎖が続いています。これにより、釣り人がさらに減少し、地域経済への影響も大きくなっています。この連鎖を断ち切るためには、地域全体での取り組みが必要です。
・被災地でのレジャーへの理解を促進する:被災地でも安全が確保されたエリアでのレジャー活動を推進し、地域経済の復興を支える。
・新しい釣りスポットの開発:地震後の環境変化に対応した新しい釣りスポットの開発を進める。
・地域住民と釣り人の協力:地域住民と釣り人が協力し、観光と防災の両立を目指す取り組みを進める。
釣りスポットがなくなるのは寂しいことであり、地域の文化や経済にも大きな影響を与えます。釣具店の減少と釣り人の減少という負の連鎖をどこかで断ち切ることが重要です。地域の復興と釣り文化の継続を願っています。
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