台湾東部・花蓮の街
今年のお盆、台湾に3日間の旅に行ってきた。初日は空港から東部の街、花蓮へ向かった。
台湾東部の街、花蓮駅に着いたときの印象は、意外とおっきいなぁ…という感じだった。
駅の周りはロータリーになっていて、Googleマップで見ていたときはホテルはすぐ目の前にありそうな気がしていたけど、実際にはそうではなかった。
どうやって行こうかなと考えていたり、明日台北に向かう電車の乗り口はどこかなとか見て回っているうちに1人の人懐こそうなおじさんに話しかけられた。
おじさんはどこに行くの?とかいろいろ聞いてきた。でも結局、英語が通じなくて話ができない。
Googleマップで宿の場所を見せると、どうやらタクシーの運転手らしく、値段を言ってきた。元々駅の近くに宿を取ったし、タクシーで行く予定はなかったけど、すごく高くもなかったので、500円くらいの料金にOKして乗せてもらった。
宿に着くと、また人懐こそうなおじさんがいた。早めにきたので、荷物だけ置いて、と思ったら部屋に入らせてくれた。
自転車を使えば良いよ、と言う。
GIANTのママチャリは初めて見た。
日本で見るgiantはだいたいクロスバイクのような気がする。
ママチャリを漕いで行きたかった海までとりあえず向かう。どうやら雨模様のようで、出始めて割とすぐ、Googleマップで目をつけていたカフェに入って雨宿りをすることにした。
そこには猫が何匹かいて、上の三毛猫は来る人をドアからチェックしている。
猫カフェは台湾発というくらい、台湾には猫が店内に当たり前のようにいた。
かといって、猫カフェ用の別料金を取らされるわけでもなく、そのままの値段。
どうやら日本でも少しずつお馴染みとなりつつある、スコップ形のスプーンが台湾でも普及しているのか、スコップでチーズケーキを食べる。
味はまぁまぁ。コーヒーもケーキも特においしい!とかでもなく、たぶんラテ用のお店なのだろう…、深夜着フライトで寝た感じしないまま、朝からこの花蓮にやってきた身にはこの甘さが単純に疲れを癒してくれる。
ただ、円安のせいか、まぁまぁ高かった。日本円で言うと、1000円超えてた…物価もう少し安かったはずの台湾で、あれ?と思うことが多かったが、このお店はその序章だった。
若い人たちが友達やカップルで来ていた。
なんとなく感じたのは、台湾の空気のおとなしさやまろやかさ。おしゃれなお店ではあったけど、外国人だったのもあるけど、入りにくさは特になかった。
雨が止んで、先に向かう。
途中また降ってきて、次はセブンイレブンで雨宿りして、思う。やっぱり今日はもう海まで行くのはやめだ。
明日で良い。
台湾の午後は雨がちになりやすいという。午前中のほうが雲のない晴れ間が広がりやすいとか。島はやっぱり雨雲を拾いやすく、天気も変わりやすいよね。
適当に地球の歩き方に載っていた観光地に行くことにした。
松園別館と文化創造区。どちらも日本統治時代の建物だ。
途中スーパーやオーガニックなカフェと雑貨店が一緒になっているお店に立ち寄ったりもした。
文化創造区でも雨に見舞われて、カフェに入って台湾茶を飲む。
文化創造区って言ってもよくわからないが、各街にあるみたいで、台北には複数レトロな建物が残っている雰囲気のある場所。花蓮ではアーティストの展示などがあった。
そこのカフェでは、またノマドワークしている人たちがいた。花蓮でも毎回というくらいカフェで見かけた。
もしかしたら、東南アジア同様、台湾もノマドワークの拠点なのかもしれない。
花蓮は静かだし、見るものは特にないけど、その分デスクワークには良いかも。
私もリモートが可能ならば、こういうところ一カ月くらい住んでみたいかもと思った。ただ、残念なことにタイとかと違って日本より、カフェ代が安くないのだけど…。
うーん、でも台湾好きかもだけど、、街中の時折やってくるあの臭豆腐のにおいにはやっぱり耐えがたい。そこを通り過ぎてしまえばよくて、それ以外はまぁ問題ないのだけど。
夜は花蓮の夜市に行った。
6時から始まっていろんなお店が並ぶ。
ただ、夜市って意外に普通にお店で食べるよりも高かったことに後から気づいた。
こういうミニフードをちょこちょこ頼んで食べる。一個400〜500円くらい。
残念ながら、台北の夜市と違って、めちゃおいしい!店が見つけられず、特に並んでいるお店もないから、勘で決めて入ってみて食べた。
正直なところ、おいしい感じでもなく、まずくもなく、まぁまぁ。
ただ、とうもろこしは八角と甘く煮た醤油の風味がダメで、、最後まで食べられなかった。
台湾で食べる八角はたぶん、食べられないし、においがだめかも…。
結局、花蓮でおいしいものが見つけられないまま、初日が終わった。
でも、自転車借りられて本当よかった。
これは自転車とかないと回りにくい。コンパクトな街だから、自転車で十分回れる。
道路が広くて回りやすかった。
駅でたまにサイクルトレインの人が花蓮で降りていたのもうなずける。