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【ゲーム感想文】『ロマンシング サガ2 リベンジオブセブン』~名作を“伝承“した二代目ロマサガ2~

評価:★★★★★ 先日、PS5『ロマンシング サガ2 リベンジオブセブン』(ロマサガ2RS)をクリアーしました。 本作は1993年に発売された『ロマンシング サガ2』のリメイクであり、自分も子供の頃に何周も遊んだ大好きなゲームと言う事で、発表当初から期待していました。 とは言えオリジナルは30年以上前のゲームなので、期待と同じくらいに不安もありましたが、実際に遊んでみたらオリジナルの魅力やプレイ感覚はそのままにとても遊びやすくなっており、何のストレスも無く、かつてのように歴

    • 【ゲーム忘備録】艦隊これくしょん・24年夏イベントの記録

      艦隊これくしょん、2024年の夏イベント『Operation Menace』に参加し、無事に全マップ攻略することができました。 ちなみに攻略難易度は丙乙丁丁丁。継続年数が多いだけのへっぽこ提督なのでイベント海域は丙か丁でやっとと言う有り様です。 今回の突破報酬は正規空母の「Lexington(レキシントン)」と軽巡洋艦の「Gloire(グロワール)」。どちらも外国艦で特にレキシントンはあの麻宮騎亜先生がデザインしてくれたという事で、本来ならば嬉しいサプライズコラボになる……

      • 【ゲーム感想文】『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』~限界に挑んだ志高き●作~

        評価:★★★☆☆ 先日、Nintendo Switch『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』をクリアーしました。 本作は名作と名高いアドベンチャーゲーム(ADV)シリーズのなんと35年ぶりの完全新作であり、敢えて『ファミコン』の名を冠したレトロな世界観を継承しながらも、グラフィックや演出は最新クオリティという、ちょっと変わったゲームです。 前二作『消えた後継者』と『うしろに立つ少女』はオリジナルこそファミコンのディスクシステムのゲームですが、『うしろに立つ少女』はスーパーファミ

        • 【ゲーム感想文】『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』~影の地日記~

          評価:★★★★★ 先日、PS5版『ERDEN RING』の大型DLC『SHADOW OF THE ERDTREE』をクリアーしました。 いつもはゲームをクリアーするとレビュー形式の感想文を書いていますが、『ELDEN RING』がゲームとしてどう面白くて、どれだけ完成度が高いのかなんて、わざわざ言及するまでもないので、今回は紀行文形式で『SHADOW OF THE ERDTREE』のプレイを振り返ってみようと思います。 ちなみにゲームとしての評価は言うまでもなく、本編同様に

        【ゲーム感想文】『ロマンシング サガ2 リベンジオブセブン』~名作を“伝承“した二代目ロマサガ2~

          【ゲーム感想文】『ユニコーンオーバーロード』~王道を問い直す、大傑作S・RPGの誕生~

            評価:★★★★★ 本日、PS5版『UNICORN OVERLOAD(ユニコーンオーバーロード)』をクリアーしました。 クリアーまでに要した時間は約100時間。シミュレーションRPG(S・RPG)としては長めのプレイ時間ですが、それでも全ての会話イベントやシナリオ分岐は追えていないので、とにかく大ボリュームの作品です。 しかもその100時間があっと言う間に思えるほどに没入感が高く、全てにおいてこのレベルに到達する作品は十年一度あるかないかと言っても過言ではないほどの大傑作

          【ゲーム感想文】『ユニコーンオーバーロード』~王道を問い直す、大傑作S・RPGの誕生~

          【ゲーム感想文】『龍が如く8』~三位一体の新時代任侠エンタメ~

          評価:★★★★★ 先日、PS5版『龍が如く8』をクリアーしました。 クリアーまでおおよそ120時間。長大なメインストーリーに膨大なサブコンテンツを一通り遊んでこのプレイ時間なので、トロコンなどのやり込み要素を極めようとしたら、どれだけ時間が溶かされるだろうか…… 思えばこのゲームを遊びたいがために昨年末に前作『7』を、先月には『7外伝』をクリアーしたので、満を持して始めた本作『8』は120時間があっと言う間に思えるほどにのめりこみ、最初から最後まで片時も飽きる事はなくエンデ

          【ゲーム感想文】『龍が如く8』~三位一体の新時代任侠エンタメ~

          【ゲーム感想文】『龍が如く7外伝 名を消した男』~はじめての桐生一馬~

          評価:★★★★☆ 本日、PS5版『龍が如く7外伝 名を消した男』をクリアーしました。 こちらの記事にも書いたように、自分は龍が如くシリーズは「7」しか遊んだ事のないシリーズのビギナーで、アクションゲームとしての龍が如くは本作7外伝が初となります。 従って主人公である桐生一馬については、シリーズを通しての主人公である事と任侠物的なヒーローと言う事くらいしか知りませんでした。 実を言うと当初は本作を遊ぶつもりはありませんでしたが、これから遊ぶ最新作「龍が如く8」の評判が良かっ

          【ゲーム感想文】『龍が如く7外伝 名を消した男』~はじめての桐生一馬~

          【ゲーム感想文】『ペルソナ3リロード』~名作リメイクの最適解~

          評価:★★★★★ 先日、PS5版『ペルソナ3リロード』をクリアーしました。 今もなお名作として人気のある『ペルソナ3』(P3)の発売から大体18年後の今、満を持して現行機向けにリメイクされたのが本作『ペルソナ3リロード』(P3R)になります。 自分はペルソナシリーズのファンで、ナンバリングタイトルは初代『女神異聞録ペルソナ』から全てクリアー済みなのですが、個人的には『ペルソナ4』(P4)、『ペルソナ5』(P5)と比べると、P3は思い入れがやや少ないタイトルでした。 いや当

          【ゲーム感想文】『ペルソナ3リロード』~名作リメイクの最適解~

          【ゲーム感想文】『Fate/Samurai Remnant』~コーエーテクモのFate愛が結実した聖杯戦争体験装置~

          評価:★★★★☆  先日、PS5版『Fate/Samurai Remnant』(Fate/SR)をクリアーしました。 より詳しく言うと、全エンディング(若旦那のアレも含めて)と全異傳を見て、それ以外のやり込み要素はぼちぼち残している状態ですね。  自分は同人版『月姫』からのTYPE-MOONファンで、このFate/SRも発売前から期待して発売日から早速プレイ……していたのですが、ゲームとして冗長に感じられる時期があって一旦中断、その間は『龍が如く7』とか『バルダーズ・ゲー

          【ゲーム感想文】『Fate/Samurai Remnant』~コーエーテクモのFate愛が結実した聖杯戦争体験装置~

          【ゲーム感想文】『ペルソナ5タクティカ』〜「ペルソナ」らしさの追求が生んだ秀逸なS・RPG〜

          評価:★★★★☆ 2023年最後にクリアーしたゲームは、ペルソナシリーズの最新作にして『ペルソナ5』(P5)のスピンオフタイトルである本作『ペルソナ5タクティカ』(P5T)になりました。 P5は個人的にも大大大好きなゲームなので、怪盗団の新たな物語、それもシミュレーションRPGと言う事で発表当初から期待していた一本でした。 とは言え、本家P5はハイテンポなコマンドバトルRPGであり、それがS・RPGになる事で「らしさ」が薄れたり、ゲーム自体が間延びしないかと言う不安はもち

          【ゲーム感想文】『ペルソナ5タクティカ』〜「ペルソナ」らしさの追求が生んだ秀逸なS・RPG〜

          【ゲーム感想文】『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』~ファンタジーよりも異文化な快男児逆転劇~

          評価:★★★★☆ 先日、PS5版『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』をクリアーしました。 『龍が如く』と言えばナンバリングタイトルや外伝も含めて、日本のゲーム業界が誇る長大な人気シリーズなのですが、実を言うと自分が遊ぶのはこの『7』が初めてになります。 その理由を幾つか挙げると…… ・PSプラスに入っているので無料でPS5版が遊べた。 ・『7』はアクションアドベンチャーからRPGにジャンルが変更されたので、最新のコマンドバトルRPGが遊びたかった。 ・新主人公

          【ゲーム感想文】『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』~ファンタジーよりも異文化な快男児逆転劇~

          【ゲーム感想文】『ARMORED CORE Ⅵ』~シリーズほぼ未経験者がルビコンの火になるまで~

          評価:★★★★★ 『ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON』(AC6)の1周目をクリアーしました。 初代プレイステーションの頃から続くロボットアクションゲームの代名詞であり、何故かネットミームとして定着し、そして10年ぶりの新作と言う事で今もなお未曾有の盛り上がりを見せる本作ですが、シリーズほぼ未経験者の自分でも『アーマード・コア最高!』と叫びたくなるくらい、熱くて面白いロボットアクションゲームでした。 ちなみに「ほぼ」未経験者と言うのは、初代AC

          【ゲーム感想文】『ARMORED CORE Ⅵ』~シリーズほぼ未経験者がルビコンの火になるまで~

          【ゲーム感想文】『FINAL FANTAGY ⅩⅥ』~歪でエゴイスティックな、FFらしいFF~

          評価:★★★★☆ 『FINAL FANTAGY XⅥ』(FF16)をクリアーしました。 個人的にはFF9以来の『FINAL FANTAGY』(FF)であり、ナンバリングタイトルに限れば、なんと23年ぶりに遊んだFFになります。 今作FF16はコマンド式RPGではなく本格的なアクションRPGであり、シリーズの中では最新作にして異色作 。 しかし実際に遊んでみると、ジャンルは変わっても実にFFらしいFFと言うか、「FFとは何か」というテーマを極限まで追求したストイックで挑戦的

          【ゲーム感想文】『FINAL FANTAGY ⅩⅥ』~歪でエゴイスティックな、FFらしいFF~